貸借対照表とは?たいしゃくたいしょうひょう
貸借対照表とは、ある時点における企業の財政状態(資産・負債・純資産)を示す財務諸表。「資産=負債+純資産」の関係が常に成立する。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
儲けが出ていると聞いても、取引先や銀行は「この会社にお金を貸して返ってくるか」「代金を払ってもらえるか」までは判断できない。知りたいのは1年の成績ではなく、決算日の時点で何を持ち、どれだけ借りているかである。持っているものと、その元手の出どころ(借りたお金か自分のお金か)を並べて一枚にしたのが貸借対照表である。
具体例
会社が保有する現金・建物・在庫などが資産の部、銀行借入や買掛金が負債の部、資本金や利益剰余金が純資産の部に記載される。
試験での引っ掛け
「一定期間の経営成績」を表すのは損益計算書であり、貸借対照表は「ある時点(決算日)の状態」を表す点を混同しやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問16(IPA)解説で登場
損益計算書を説明したものはどれか。
正解:一会計期間における経営成績を表示したもの
要点:損益計算書は一定期間の経営成績、貸借対照表は一時点の財政状態
損益計算書は、一会計期間の収益と費用を対応させて利益がどのように生じたかを示す財務諸表で、その期間の経営成績を表す。一定時点の資産・負債・純資産の状態を示すのは貸借対照表、現金の増減を示すのはキャッシュフロー計算書、純資産の変動を示すのは株主資本等変動計算書である。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問10(IPA)
親会社が、子会社を含めた企業集団の決算日における資産と負債、純資産を対比して示すことによって、企業集団の財政状態を表す連結財務諸表はどれか。
正解:連結貸借対照表
要点:決算日時点の財政状態を表すのが連結貸借対照表
決算日という一時点における資産・負債・純資産を対比して財政状態を示す財務諸表が貸借対照表であり、企業集団を対象にしたものが連結貸借対照表である。他の連結財務諸表は一定期間の経営成績や資金の増減、純資産の変動を示すもので、時点の財政状態を表すものではない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問13(IPA)解説で登場
親会社が、子会社を含めた企業集団の一会計期間の収益と費用の状態を示した連結財務諸表はどれか。
正解:連結損益計算書
要点:収益と費用=損益計算書、一時点の財政状態=貸借対照表
一会計期間の収益と費用、およびそこから計算される利益を表すのは損益計算書であり、企業集団を対象にしたものが連結損益計算書である。貸借対照表は一時点の財政状態、キャッシュフロー計算書は資金の増減、株主資本等変動計算書は純資産の変動を示すもので、収益と費用の状態を示すものではない。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問18(IPA)
経営状態に関する次の情報のうち、上場企業に有価証券報告書での開示が義務付けられている情報だけを全て挙げたものはどれか。 a キャッシュフロー計算書 b 市場シェ…
正解:a, c, d
要点:有価証券報告書で義務付けられるのは財務諸表の開示
有価証券報告書は投資判断に必要な情報を開示する法定書類で、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など)の記載が義務付けられている。一方、市場シェアは推計に基づく参考情報であり、法令で開示が義務付けられた項目ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。