バッファとバッファリングとは?ばっふぁとばっふぁりんぐ
バッファとバッファリングとは、処理速度や処理単位の異なる装置の間に置く一時記憶領域と、それを使って速度差を吸収する手法。書込みはバッファに溜めてまとめて送り、読取りは先読みして溜めておくことで、遅い装置に足を引っ張られる時間を減らす。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →具体例
ファイルを1バイトずつ書く処理でも、実際にはバッファへ溜め、数キロバイト単位でまとめてディスクへ書き出す。動画再生でネットワークの速度が瞬間的に落ちても、先にバッファへ読み込んである分で再生が途切れずに続く。
試験での引っ掛け
バッファに残ったまま電源が落ちるとデータは失われるため、確実に書きたい場面では明示的な書出し(フラッシュ)が要る。またキャッシュとの違いも問われる。キャッシュは再利用のための写し、バッファは速度差の吸収が目的。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
情報セキュリティにおける脅威であるバッファオーバフローの説明として、適切なものはどれか。
正解:プログラムが用意している入力用のデータ領域を超えるサイズのデータを入力することで、想定外の動作をさせる。
要点:バッファオーバフローは領域超過の入力で異常動作を誘発
バッファオーバフローは、プログラムが確保した入力用の領域を超える長さのデータを送り込み、隣接する領域を上書きさせる攻撃である。これにより処理が異常な動作をしたり、攻撃者が仕込んだ命令が実行されたりする恐れがある。入力長の検査を行うことが基本的な対策となる。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問76(IPA)解説で登場
ストリーミングを利用した動画配信の特徴に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:動画のデータが全てダウンロードされるのを待たず、一部を読み込んだ段階で再生が始まる。
要点:ストリーミングは受信しながら再生する配信方式
ストリーミングは、データ全体のダウンロード完了を待たず、受信しながら順次再生していく方式である。長い動画でもすぐ視聴を始められ、生中継のように撮影しながらの配信も可能になる。ただし受信の遅れに備えて一定量を蓄える時間(バッファリング)が必要で、回線状況によっては画質の低下や再生の乱れが起こり得る。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問80(IPA)
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問70(IPA)
情報セキュリティにおける脅威のうち、脆弱性を是正するセキュリティパッチをソフトウェアに適用することが最も有効な対策になるものはどれか。
正解:バッファオーバーフロー
要点:実装上の欠陥を突く攻撃にはパッチ適用が最も有効
バッファオーバーフローは、プログラムが用意した領域を超えるデータを送り込み、あふれた部分で不正なコードを実行させる攻撃です。原因はソフトウェア側の実装上の欠陥にあるため、修正プログラム(セキュリティパッチ)を適用して脆弱性そのものを取り除くことが最も有効な対策になります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。