システム障害とは?システムしょうがい
システム障害とは、データベースの障害回復で使う障害の区分の一つで、電源が切れたりOSが異常を起こしたりして、データベースを管理するソフトウェア(DBMS)が止まり、メモリ(主記憶)に一時的に置いていたデータが失われる障害。ディスクに保存済みのデータは壊れていない。
最終更新:2026-10-10
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データベースは処理の途中経過を主記憶(メモリ)に置いて扱う。ところが電源が落ちるとそこだけが消え、「引き落としたが入金されていない」ような矛盾した状態が残りかねない。そこで処理の記録(ログ)を残し、再起動後に矛盾のない状態へ戻す仕組みが作られた。障害を原因で区分するのは、復旧の手段が違うからである。
具体例
再起動したときに、処理の記録(ログ)を使ってデータを矛盾の無い状態に戻す。確定(コミット)済みの処理はやり直して反映し(REDO)、確定していなかった処理は取り消す(UNDO)。読み始めるのは、最後にメモリの内容をディスクへ書き出した時点(チェックポイント)以降の記録である。
試験での引っ掛け
ディスク自体が壊れる媒体障害と取り違えないこと。ディスク上のデータは壊れていないので、バックアップからの復元は不要で、処理の記録(ログ)だけで回復できる。失われるのはメモリ上のデータなので、確定済みだがまだディスクへ書けていない分はやり直し(REDO)、確定前なのに書き込まれてしまった分は取り消す(UNDO)。REDOとUNDOの対象を逆にしないこと。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問47(IPA)
システム障害が発生した際、インシデント管理を担当するサービスデスクの役割として、適切なものはどれか。
正解:既知の障害事象とその回避策の利用者への紹介
要点:インシデント管理は原因究明より早期復旧が目的
インシデント管理の目的は、原因の究明よりもまずサービスを早く復旧させ、業務への影響を最小限に抑えることにある。サービスデスクは利用者からの連絡を受け付け、既知の障害と回避策(ワークアラウンド)の情報を提供して、暫定的にでも業務を続けられるようにする。根本原因の追究は問題管理の役割であり、インシデント管理とは区別される。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問95(IPA)
情報セキュリティにおける機密性、完全性及び可用性に関する記述のうち、完全性が確保されなかった例だけを全て挙げたものはどれか。 a オペレーターが誤ったデータを入…
正解:a
要点:完全性は情報が正確で矛盾のない状態を保つこと
完全性は、情報が正確で矛盾のない状態に保たれていることです。誤入力で名簿に矛盾が生じたのは完全性が損なわれた例になります。障害で使えなくなったのは可用性、情報が漏れたのは機密性の問題です。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)
情報セキュリティ対策を、“技術的セキュリティ対策”、“人的セキュリティ対策”及び“物理的セキュリティ対策”に分類したとき、“物理的セキュリティ対策”の例として、…
正解:被災によるシステム障害が発生してもサービスを継続できるように、遠隔地にバックアップシステムを用意する。
要点:設備や場所で守るのが物理的対策、教育は人的対策
物理的セキュリティ対策は、設備や場所、機器といった物理的な要素によって情報資産を守る対策である。遠隔地にバックアップシステムを設けることは、災害で拠点が使えなくなっても業務を継続できるようにする設備面の備えであり、物理的対策に分類される。教育や規則は人的対策、ソフトウェアによる防御は技術的対策である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。