サービス可用性管理とは?さーびすかようせいかんり
サービス可用性管理とは、利用者が使いたいときにITサービスを使える状態を保つため、必要な稼働率を決め、実績を測り、足りなければ設備や手順を見直す活動。サービスマネジメントシステムを構成する管理活動の1つで、利用者と合意した水準(SLA)を満たしているかを継続して確認していく点に特徴がある。
最終更新:2026-10-10
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システムは壊れない前提では設計できず、どこまで止まらない状態を保てるかは、かけられる費用で決まる。機器や回線を二重に持てば止まりにくくなるが、費用も倍に近づく。だから「絶対に止めない」ではなく、業務にとって必要な水準を先に決め、その水準に見合う投資と運用を選ぶという考え方が要る。何%までなら止まってよいかを合意する作業が、この管理の出発点になる。
具体例
稼働率を99.9%と合意すれば1か月あたり約43分までの停止が許されるが、99.99%なら約4分しか許されない。後者では機器や回線を二重にし、切り替えを自動化する設計が要る。クラウドでも、Amazon Web Servicesがサービスごとに稼働率の目標を公表している。
試験での引っ掛け
可用性は「使える状態が保たれているか」であり、故障そのものを起こさないこと(信頼性)とは観点が違う。復旧が速ければ、故障が起きても可用性は保てる。また可用性管理は水準を決めて維持する活動で、止まったときに復旧を進めるのはインシデント管理、原因を突き止めるのは問題管理である。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)
あるホスティングサービスのSLAの内容にa〜cがある。これらと関連するITサービスマネジメントの管理との適切な組合せはどれか。 a サーバが稼働している時間 b…
正解:サービス可用性管理:a、容量・能力管理:b、情報セキュリティ管理:c
要点:稼働時間は可用性、資源監視は容量、不正検知はセキュリティ
サーバが稼働している時間は、サービスを使える状態にどれだけ保てているかを示すのでサービス可用性管理に対応する。ディスク使用量のしきい値超過の検知と通知は、資源の余力を監視する容量・能力管理の領域である。不正アクセスの検知と通知はセキュリティ事象への対応なので情報セキュリティ管理に該当する。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 29. サービスマネジメントシステム > (1) サービスマネジメントシステムの概要に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。