基準価額とは?きじゅんかがく
基準価額とは、投資信託の1口(または1万口)あたりの値段。「純資産総額÷総口数」で計算し、原則として1日1回、取引所の終了後に算出・公表される。株式のように日中の値動きを見ながら売買することはできない。
FP3級を最短で暗記・合格する →基準価額の具体例は?
基準価額12,000円(1万口あたり)のファンドを3万円分買うと約2万5千口を持つことになる。翌日の基準価額が12,240円になれば、2%増えたということ。積立の場合、値下がりした月は同じ1万円でより多くの口数が買える。
基準価額は試験でどう引っ掛けられる?
申込みをした時点では、その日の基準価額はまだ分からない(ブラインド方式)。「今の価格を見て買う」ことはできない。また基準価額の高い低いは割高・割安を意味せず、単に1口あたりの現在の値段にすぎない。
基準価額と関連する用語は?
基準価額が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問12(IPA)解説で登場
投資信託を購入する際には、購入時手数料とあわせて、1カ月分の運用管理費用(信託報酬)を支払う必要がある。
正解:誤り(×)
要点:信託報酬は保有中に毎日差し引かれる
誤りです。運用管理費用(信託報酬)は購入時にまとめて払うものではなく、投資信託を持っている間ずっと、毎日少しずつ信託財産から自動的に差し引かれます。請求書が届くわけではなく、差し引かれた後の基準価額が公表されるので気づきにくいコストです。年率1%なら100万円あたり年1万円が引かれ続ける計算になります。購入時手数料(買うとき)、信託報酬(持っている間)、信託財産留保額(売るとき)と、かかる場面で整理して覚えます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問41(IPA)
追加型株式投資信託を基準価額11,500円(1万口当たり)で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり700円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1…
正解:① 400円 ② 300円
要点:買値超えが普通分配金・残りは非課税
分配金には、値上がり益から支払われる「普通分配金(課税)」と、自分が出したお金が戻っただけの「元本払戻金=特別分配金(非課税)」の2種類があります。分配前の基準価額は11,200円+700円=11,900円。買値11,500円を超えている400円が値上がり分=普通分配金で、残り300円は元本の払い戻しです。買値を下回る部分には税金がかからない、と押さえます。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問12(IPA)解説で登場
上場投資信託(ETF)は、非上場の投資信託と異なり、運用管理費用(信託報酬)は徴収されない。
正解:誤り(×)
要点:ETFにも信託報酬はかかる(一般に低め)
×。ETF(上場投資信託)にも運用管理費用(信託報酬)はかかります。ただし一般には非上場の投資信託より低めです。信託報酬は保有している間ずっと、資産から毎日少しずつ差し引かれる費用なので、長く持つほど効いてきます。ETFの本当の特徴は、証券取引所に上場していて株式と同じように取引時間中いつでも時価で売買でき、指値注文もできる点です。非上場の投資信託が1日1回決まる基準価額でしか売買できないのとの違いを押さえます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問7(IPA)解説で登場
投資信託の費用に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句として、最も適切なものはどれか。
正解:(イ)毎日
要点:信託報酬は毎日、信託財産留保額は解約時
(ア)購入時手数料がかからない投資信託はノーロード(ノーロードファンド)と呼ばれます。オープン型はいつでも追加購入できる追加型投資信託を指す別の分類なので誤りです。(イ)運用管理費用(信託報酬)は信託財産から毎日差し引かれるため正しい。基準価額はこれを差し引いた後の数値です。(ウ)信託財産留保額は、途中で換金する人と残る受益者の公平を保つために、一般に解約(換金)時に差し引かれます。償還時ではないので誤りです。よって適切なのは(イ)で2が正解です。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問7(IPA)解説で登場
下記<資料>の投資信託を20万口購入する場合の購入金額として、正しいものはどれか。なお、解答に当たっては、円未満を切り捨てること。
正解:248,039円
要点:購入金額=基準価額×口数+購入時手数料のみ
基準価額は「1万口当たり」なので、まず口数を1万口単位に直す。20万口=20単位なので、12,135円×20=242,700円。ここに購入時手数料2.20%(税込み)が上乗せされるので、242,700円×1.022=248,039.4円、円未満を切り捨てて248,039円。運用管理費用(信託報酬)は保有している間に信託財産から日々差し引かれる費用なので、購入金額には加えない。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。