信託報酬(運用管理費用)とは?しんたくほうしゅう
信託報酬(運用管理費用)とは、投資信託を保有している間、毎日、信託財産の中から自動的に差し引かれる費用。運用会社・販売会社・信託銀行の3者で分け合う。年率で表示され、基準価額はこの費用を差し引いたあとの数値として公表されるため、別途請求されることはない。
FP3級を最短で暗記・合格する →信託報酬(運用管理費用)の具体例は?
300万円を年率1.5%のファンドで持つと年間およそ4万5千円が差し引かれ、0.1%のインデックスファンドなら3千円で済む。20年持てば差は数十万円になるため、同じ指数に連動する商品なら低いほうを選ぶ意味は大きい。
信託報酬(運用管理費用)は試験でどう引っ掛けられる?
保有期間中ずっとかかる費用で、購入時だけの販売手数料や、換金時の信託財産留保額とは別物。基準価額から差し引かれるため請求書は来ないが、確実に負担している。一般にアクティブ型はインデックス型より高い。
信託報酬(運用管理費用)と関連する用語は?
信託報酬(運用管理費用)が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問12(IPA)
投資信託を購入する際には、購入時手数料とあわせて、1カ月分の運用管理費用(信託報酬)を支払う必要がある。
正解:誤り(×)
要点:信託報酬は保有中に毎日差し引かれる
誤りです。運用管理費用(信託報酬)は購入時にまとめて払うものではなく、投資信託を持っている間ずっと、毎日少しずつ信託財産から自動的に差し引かれます。請求書が届くわけではなく、差し引かれた後の基準価額が公表されるので気づきにくいコストです。年率1%なら100万円あたり年1万円が引かれ続ける計算になります。購入時手数料(買うとき)、信託報酬(持っている間)、信託財産留保額(売るとき)と、かかる場面で整理して覚えます。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問12(IPA)
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問7(IPA)解説で登場
投資信託の費用に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句として、最も適切なものはどれか。
正解:(イ)毎日
要点:信託報酬は毎日、信託財産留保額は解約時
(ア)購入時手数料がかからない投資信託はノーロード(ノーロードファンド)と呼ばれます。オープン型はいつでも追加購入できる追加型投資信託を指す別の分類なので誤りです。(イ)運用管理費用(信託報酬)は信託財産から毎日差し引かれるため正しい。基準価額はこれを差し引いた後の数値です。(ウ)信託財産留保額は、途中で換金する人と残る受益者の公平を保つために、一般に解約(換金)時に差し引かれます。償還時ではないので誤りです。よって適切なのは(イ)で2が正解です。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問7(IPA)解説で登場
下記<資料>の投資信託を20万口購入する場合の購入金額として、正しいものはどれか。なお、解答に当たっては、円未満を切り捨てること。
正解:248,039円
要点:購入金額=基準価額×口数+購入時手数料のみ
基準価額は「1万口当たり」なので、まず口数を1万口単位に直す。20万口=20単位なので、12,135円×20=242,700円。ここに購入時手数料2.20%(税込み)が上乗せされるので、242,700円×1.022=248,039.4円、円未満を切り捨てて248,039円。運用管理費用(信託報酬)は保有している間に信託財産から日々差し引かれる費用なので、購入金額には加えない。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。