リレーションシップとは?りれーしょんしっぷ
リレーションシップとは、E-R図で、実体(エンティティ)どうしの間にある業務上の結び付きを表したもの。「社員が部署に所属する」のように、どの実体とどの実体が、いくつ対いくつで対応するかを線と多重度で示す。概念データモデルの構成要素であり、表の設計では外部キーとして実装される。
最終更新:2026-10-09
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業務のデータを1枚の大きな表に詰め込むと、同じ内容が何度も現れて食い違いが生まれる。対象ごとに実体を分けて持つのが答えになるが、分けただけでは「この注文は誰のものか」という情報が失われてしまう。分けた実体の間にある結び付きを、名前と多重度を付けて図の上へ残しておく——そのために置かれたのがリレーションシップで、正規化(同じデータが重複しないよう表を分けること)で分割した表を、元の意味へ戻す手がかりにもなる。
具体例
通販サイトの設計では「顧客」と「注文」の間に1対多、「注文」と「商品」の間に多対多のリレーションシップを引く。ER図を描くツールのA5:SQL Mk-2やdbdiagram.ioでも、線の端に付ける記号で多重度を表す描き方が使われている。
試験での引っ掛け
関係データベースの「関係(リレーション)」は表そのものを指す語で、実体間の結び付きを指すリレーションシップとは別物である。顧客との関係づくりを指すリレーションシップマーケティングとも文脈が違う。多対多はそのまま表にできず、連関エンティティを挟んで1対多へ分解する。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問66(IPA)
リレーションシップマーケティングの説明はどれか。
正解:顧客との良好な関係を維持することで個々の顧客から長期間にわたって安定した売上を獲得することを目指すマーケティング手法
要点:顧客との長期的な関係から安定した売上を得る考え方
リレーションシップマーケティングは、新規顧客の獲得よりも既存顧客との関係の維持・深化を重視する考え方である。継続的な関係から得られる生涯価値に着目し、一度きりの取引ではなく長期にわたる安定した売上を目指す。CRMの基礎となる発想でもある。
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問11(IPA)解説で登場
E-Rモデルにおけるエンティティの特徴はどれか。
正解:エンティティは,特性を表すための属性(アトリビュート)をもつ。
要点:エンティティは属性をもち、関係はリレーションシップ
E-Rモデルのエンティティは、管理対象となる実体や概念を表し、その性質を表す属性(アトリビュート)をもつ。エンティティは物理的な実体に限らず、注文や契約のような概念的なものも対象になる。1つのエンティティには複数のインスタンスが対応し、エンティティ間の関係はリレーションシップとして表現される。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データベース設計 > (2) データベースの設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。