概念データモデルとは?がいねんデータモデル
概念データモデルとは、特定のDBMSや実装の方式に縛られず、対象となる業務の世界にある実体(エンティティ)・関連・属性の構造だけを表したモデル。E-R図やUMLのクラス図で描く。データベースの見え方を外部・概念・内部の3段に分けて定める三層スキーマでいえば、業務全体のデータ構造を表す概念スキーマにあたる。何を管理するかを決める段階のもので、どう格納するかはまだ決めない。
最終更新:2026-10-09
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表の定義から作り始めると、話が「この列は何文字にするか」に置き換わり、そもそも何と何がどう関係しているのかという議論が飛ばされる。後から関係の取り違えが見つかれば、表を分け直す大がかりな作り直しになる。概念データモデルは、実装の都合を持ち込まない場所を工程の中にわざと設け、業務を知る側と作る側が同じ絵を見て合意できるようにするためにある。
具体例
大学の履修管理であれば、学生・科目・履修という実体を置き、学生と科目が履修を介して多対多で結び付く形をE-R図に描く。学籍番号を何桁の文字列にするか、どの列に索引を張るかは、この段階では決めない。
試験での引っ掛け
実装に依存しないことが決め手なので、表・列・索引といった実装の要素が入った時点で、論理データモデルや物理データモデルの領域に移っている。正規化(重複をなくすように表を分けること)やキーの決定は論理、索引や格納方式の選択は物理と切り分けて覚える。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問22(IPA)
UMLを用いて表した図の概念データモデルの解釈として、適切なものはどれか。
正解:従業員は、同時に複数の部署に所属してもよい。
要点:多重度は相手側の1インスタンスから見た対応数を表す
関連の多重度は、線の反対側にある一つのインスタンスから見て、こちら側がいくつ対応するかを表す。部署側が1以上多数となっているので、従業員1人は少なくとも一つ、場合によっては複数の部署に所属する。一方、従業員側が0以上多数なので、従業員が1人もいない部署は存在してよい。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データベース設計 > (2) データベースの設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。