リフレッシュとは?りふれっしゅ
リフレッシュとは、DRAMが記憶を保つために、蓄えた電荷が抜けきる前に中身を読み直し、同じ値を書き込み直す動作。一度で全体を直せるわけではなく、行を順に選びながら数十ミリ秒(一般的な規格では64ミリ秒)の周期で全体を巡る必要がある。この作業をしている間はその行を読み書きできないため、メモリの実効的な速度はそのぶんだけ落ちる。
最終更新:2026-10-09
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DRAMは1ビットをコンデンサとトランジスタ1個ずつで表すため、構造が単純で大容量にも低価格にもできる。その代わり電荷が漏れ、放っておくと数十ミリ秒で内容が消えてしまう。この欠点を周期的な書き戻しで補うことで安さを取った。リフレッシュが不要なかわりに高価で容量の小さいSRAMをキャッシュに、DRAMを主記憶に使うという使い分けの理由がここにある。
具体例
PCのメモリモジュール(DIMM)に載っているDRAMは、メモリコントローラが約7.8マイクロ秒ごとにリフレッシュの命令を出し、行アドレスを順に進めて64ミリ秒で全体を一巡している。この周期や手順は半導体の業界団体JEDECの規格で決められており、プログラムから意識する必要はない。
試験での引っ掛け
リフレッシュは電源が入っている間だけ内容を保つ動作で、電源を切れば消える(揮発性)点は変わらない。電源なしで保てるのはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ。SRAMはリフレッシュを必要としない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)解説で登場
コンデンサに蓄えた電荷の有無で情報を記憶するメモリはどれか。
正解:SDRAM
要点:DRAM(SDRAM)はコンデンサの電荷で記憶しリフレッシュが必要
DRAM系のメモリはコンデンサ(キャパシタ)に電荷を溜めるかどうかで1ビットを表す。SDRAMはクロックに同期して動作するDRAMなので、記憶原理はコンデンサの電荷である。電荷は自然に抜けるため、定期的なリフレッシュが必要になる点がSRAMとの大きな違いである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)
DRAMの説明として,適切なものはどれか。
正解:リフレッシュ動作が必要なメモリであり,PCの主記憶として用いられる。
要点:DRAMはコンデンサ式でリフレッシュが要る主記憶用メモリ
DRAMはコンデンサに電荷を蓄えて1ビットを表すため、放置すると電荷が抜けてしまう。そこで一定周期で内容を読み直して書き戻すリフレッシュ動作が必要になる。構造が単純で大容量化しやすく安価なので、PCの主記憶に使われる。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)解説で登場
DRAMの特徴はどれか。
正解:メモリセル構造が単純なので高集積化することができ、ビット単価を安くできる。
要点:DRAMは構造が単純で安価・大容量、ただしリフレッシュ必須の揮発性
DRAMは1ビットを1個のトランジスタとコンデンサで構成できるため回路が単純で、同じ面積により多くのビットを詰め込める。その結果1ビットあたりの単価が安く、主記憶として大容量化に向く。一方でコンデンサの電荷は時間とともに抜けるので定期的なリフレッシュが必須で、電源を切れば内容は失われる揮発性メモリである。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)解説で登場
メモリセルにフリップフロップ回路を利用したものはどれか。
正解:SRAM
要点:SRAMはフリップフロップで記憶しリフレッシュ不要
SRAMは1ビットを複数のトランジスタで構成したフリップフロップ回路で保持する。電源が供給されている限り状態が保たれるためリフレッシュ動作が不要で、高速だが1ビットあたりの回路規模が大きく高価になる。この特性からキャッシュメモリなど容量より速度が求められる用途に使われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。