モンテカルロ・シミュレーションとは?もんてかるろ・しみゅれーしょん
モンテカルロ・シミュレーションとは、答えを数式で解く代わりに、乱数を使った試行を何度も繰り返し、集まった結果の散らばりから答えを見積もる手法。入力に確率分布を与えて数千回・数万回と回し、平均や「◯以内に収まる確率」を求める。確率モデルを扱う代表的な方法。
最終更新:2026-10-09
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待ち行列や工期のように条件が確率で揺れる問題は、式を立てても解けない形になりやすい。乱数で条件を振って何度も試し、結果を数え上げれば、解けない式でも分布そのものが得られる。計算機が安く速くなったことで実務に降りてきた手法で、答えが1つに定まる確定モデルとの違いを問う文脈で出題される。
具体例
円周率の推定が典型で、正方形の中に乱数で点を打ち、内接する円に入った点の割合を4倍すると円周率に近づく。実務では各作業の所要日数に三角分布(最小・最も起こりやすい値・最大の3つで形が決まる山形の分布)を与えて1万回試行し、「60日以内に終わる確率は80%」という形で納期のリスクを示す。
試験での引っ掛け
出てくるのは1つの値ではなく分布であることが本質。楽観・最可能・悲観の3つの見積りから期待値(平均的に見込まれる値)を1つ出す三点見積りとは、得られるものが違う。乱数を使うので実行のたびに答えが少しぶれ、試行回数が少ないと当てにならない。名前はカジノの地名に由来するだけで、意味はない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問55(IPA)解説で登場
キャパシティ管理における将来のコンポーネント,並びにサービスの容量・能力及びパフォーマンスを予想する活動のうち,傾向分析はどれか。
正解:特定の資源の利用状況を時系列に把握して,将来における利用の変化を予測する。
要点:傾向分析は時系列の実績から将来の資源利用を予測する
傾向分析は、CPUやディスクなどの資源利用状況の実測値を時系列に蓄積し、その推移から将来の利用量を予測する手法である。過去の実績データの延長線上で先を読む点が、モデルを使う分析やシミュレーションとの違いである。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (2) データ利活用に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。