期待値とは?
期待値とは、確率変数が取りうる各値に、その値が起こる確率を掛けて合計した値。平均的にどれくらいの結果になるかを表す。FEでは処理時間の平均、リスクの損失見込み額、探索の平均比較回数などを求める形で問われ、意思決定の比較基準としても使われる。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2019年度)。
きたいち
期待値の意味
確率変数が取りうる各値に、その値が起こる確率を掛けて合計した値。平均的にどれくらいの結果になるかを表す。FEでは処理時間の平均、リスクの損失見込み額、探索の平均比較回数などを求める形で問われ、意思決定の比較基準としても使われる。
期待値の具体例
障害が年0.2回発生し、1回あたりの損失が500万円なら、年間損失の期待値は0.2×500=100万円。対策費が年80万円なら投資する価値があると判断できる。処理Aが確率0.7で10ms、0.3で50msなら期待値は22ms。
期待値は試験でどう引っ掛けられる?
期待値は実際に起こる値とは限らない。サイコロの期待値3.5のように、取りえない値になることもある。また確率の合計が1になっているかの確認を忘れると計算がずれる。
期待値と関連する用語
期待値が出た過去問
商品の1日当たりの販売個数の予想確率が表のとおりであるとき,1個当たりの利益を1,000円とすると,利益の期待値が最大になる仕入個数は何個か。ここで,仕入れた日…
正解:6
要点:期待値=Σ(各販売数の利益−廃棄損)×確率で比較する
売れた分は1個1,000円の利益、売れ残りは1個300円の損失として期待値を計算する。仕入4個は4,000円、5個は0.3×3,700+0.7×5,000=4,610円、6個は0.3×3,400+0.3×4,700+0.4×6,000=4,830円、7個は4,660円となり、6個のときに期待値が最大となる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問75(IPA)条件に従うとき、アプリケーションプログラムの初年度の修正費用の期待値は、何万円か。 〔条件〕 (1) プログラム規模:2,000kステップ (2) プログラムの…
正解:640
要点:規模×不良率×発見率×影響度割合×単価で費用を求める
潜在する不良の総数は2,000kステップ×0.04件=80件である。このうち初年度に発見されるのは20%なので80×0.2=16件、さらに影響度大はその20%なので16×0.2=3.2件となる。初年度は影響度大だけを修正するため、費用は3.2件×200万円=640万円である。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。