プロジェクトマネジメントとは?プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの目標を、決められた期間・予算・品質の範囲で達成するために計画し統制する活動。スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダといった領域に分けて管理し、立上げから終結まで段階を追って進める。進捗と原価をまとめて評価する道具として EVM(アーンドバリューマネジメント:できた作業の量を金額で測って計画と比べる手法)がある。
最終更新:2026-10-09
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プロジェクトには期限があり、毎回違う成果物を作るため、定常業務のように前例をなぞることができない。放っておけば範囲は膨らみ、遅れは終盤まで表に出ず、費用は使い切ってから判明する。そこで、範囲を先に文書で確定し、作業へ分解し、できた分を金額に換算して測るという共通の手順が整理された。JIS Q 21500 や PMBOK は、その手順を体系としてまとめたものである。
具体例
予算1,000万円・期間10か月の開発で、5か月目時点の計画価値PVが500万円、実際にできた出来高EVが400万円、投入した実コストACが600万円だとする。スケジュール差異SV=EV−PV=−100万円で計画より遅れており、コスト差異CV=EV−AC=−200万円で予算を超過している。コスト効率を表すCPI=EV÷AC=0.67なので、このままでは完成時総コストが大きく膨らむと読める。
試験での引っ掛け
EVMの3つの値の取り違えが最頻出。PVはその時点までに完了しているはずだった作業の計画金額、EVは実際に完了した作業を計画時の金額に換算した出来高、ACは実際に使った費用である。差異はどちらもEVから引く形でSV=EV−PV、CV=EV−ACとなり、負なら遅延・超過を意味する。進捗を経過日数の割合で答えるのも誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)
プロジェクトの目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスはどれか。
正解:スコープマネジメント
要点:スコープマネジメントが目的と作業範囲を定義する
スコープマネジメントは、プロジェクトで何を作り何をやらないのかという範囲を定義し、その範囲を維持していくプロセスである。要求の収集、スコープ定義、WBS作成などが含まれ、範囲の無秩序な拡大(スコープクリープ)を防ぐ役割を担う。目的と範囲の明確化はここに位置付けられる。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)
プロジェクトマネジメントにおいて、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。 〔目的〕 目的1:プロジェクトの目標、成果物、要求事項…
正解:スコープ
要点:目標・成果物・要求事項・境界の明確化はスコープの領域
目標や成果物、要求事項、そして作業の境界を明確にするのはスコープを定義する活動である。またそれらの変更に伴う影響を管理するのもスコープの変更管理に当たり、いずれもスコープの対象群に含まれる。目的2はリスクという語を連想させるが、変更の対象が「プロジェクトの目標や成果物など」であることから、スコープの変更管理を指していると読み取れる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。