整数型とは?せいすうがた
整数型とは、小数部を持たない数値を表すデータ型。表せる範囲は割り当てられたビット数で決まり、符号付きの32ビットなら約−21億から約21億までを扱える。負の数は2の補数(正の数のビットをすべて反転して1を足した形で負の数を表す方法)で表すのが一般的である。範囲を超える計算をすると桁あふれが起き、結果が符号ごと別の値に化けることがある。
最終更新:2026-10-09
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コンピュータの記憶は有限のビットの並びにすぎず、どう読むかを決めない限り、同じ並びが数にも文字にもなる。整数型は、そのビット列を「小数点を持たない数」として読み、桁上がりまで含めて回路が扱えるようにする取り決めである。値ごとの大きさを先に固定するのは、決め打ちにしたほうが計算が速く、必要な記憶量も設計時に見積もれるからである。
具体例
Java言語では int が32ビット、long が64ビットの整数型と決まっており、int で表せる最大値は2,147,483,647である。ここに1を足すと桁あふれして−2,147,483,648になる。C言語のように、処理系によってビット数が変わる言語もある。
試験での引っ掛け
Java言語やC言語では、整数どうしの除算は小数を切り捨てる。7÷2は3.5ではなく3になり、実数型で計算し直さない限り小数は戻らない。除算の結果の扱いは言語によって違うので、問題文の決まりを確かめる。符号付きと符号なしの違いも定番で、同じ32ビットでも符号なしなら0から約43億までを表す。範囲を超えてもエラーにならず、静かに別の値になる点にも注意する。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問6(IPA)
2次元の整数型配列aの各要素a(i, j)の値は,2i+jである。このとき,a(a(1, 1)×2, a(2, 2)+1)の値は幾つか。
正解:19
要点:入れ子の配列参照は内側の添字から順に評価する
定義に従って内側から順に値を求める。a(1,1)は2×1+1=3なので、第1添字は3×2=6になる。a(2,2)は2×2+2=6なので、第2添字は6+1=7になる。したがって求める値はa(6,7)=2×6+7=19である。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問6(IPA)
Random(n)は、0以上n未満の整数を一様な確率で返す関数である。整数型の変数A、B及びCに対して次の一連の手続を実行したとき、Cの値が0になる確率はどれか…
正解:1/10
要点:独立な一様乱数2個が一致する確率は 1/n(n=値の種類数)
A と B はいずれも0〜9の10通りを等確率にとるので、組合せは全部で10×10=100通りある。C=A−B が0になるのは A と B が同じ値になるときで、(0,0)〜(9,9) の10通りである。よって確率は 10/100=1/10 となる。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問1(IPA)
次の記述中の に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。 プログラムを実行すると、" "と出力される。 〔プログラム〕 整数型: x ← 1 整数型: y ← …
正解:3, 2
要点:代入は右辺の現在値を写すので順序で結果が変わる
代入は右辺の現在の値を左辺に写す操作なので、上から順に追います。x←y でxは2になり、y←z でyは3、z←x でzには直前に更新されたxの値2が入ります。出力するのはyとzの順なので「3, 2」となります。3つの変数を巡回させたつもりでも、退避が1段しかないため元のxの値1は失われます。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問2(IPA)
次のプログラム中の a ~ c に入れる正しい答えの組合せを、解答群の中から選べ。 関数fizzBuzzは、引数で与えられた値が、3で割り切れて5で割り切れない…
正解:a: 3と5, b: 3, c: 5
要点:elseif連鎖では限定的な条件を先に判定する
if〜elseifは上から順に判定され、最初に成立した条件で処理が確定します。3と5の両方で割り切れる数は3でも5でも割り切れるため、最も限定的な「3と5」の判定を先頭に置かないと、より緩い条件に先に吸収されてしまいます。したがってaに「3と5」、続いてb・cに3と5を並べる組合せが正しくなります。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問3(IPA)
次の記述中の に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。ここで、配列の要素番号は1から始まる。 関数makeNewArrayは、要素数2以上の整数型の配列を引数…
正解:17
要点:末尾に前回値を足し込む処理は累積和を作る
この関数はoutの末尾の値に入力の次の要素を足しては追加していくので、結果は入力の累積和(先頭からの部分和)の並びになります。入力{3, 2, 1, 6, 5, 4}に対して出力は3、5、6、12、17、21となります。要素番号5の値は先頭5個の合計で、3+2+1+6+5=17です。
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 3. プログラミング > (1) プログラミングに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。