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抽象化とは?ちゅうしょうか

抽象化とは、対象から、目的に必要な性質だけを取り出し、それ以外の細部を省いて単純な形で表すこと。システムの設計では、業務の情報を実体(エンティティ)と実体どうしの関連に絞って表す E-R 図、業務の流れをデータの流れ・処理・データの保存先・データの発生源と行き先の4つに絞って表す DFD(データフロー図)が、抽象化の代表的な使い方である。オブジェクト指向では、共通する性質を持つものをまとめて1つの型として扱う考え方を指す。

最終更新:2026-10-10

試験情報

基本情報技術者試験の過去問では1回出題され、ほかに1問の解説で触れられています(2016年度〜2017年度)。

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

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背景

現実の業務や仕組みは、細部まで全部書き出すと大きすぎて全体が見渡せない。設計の段階で関係者が話し合うには、目的に関係のある部分だけを残した図が要る。何を残して何を捨てるかを決める作業が抽象化で、複雑なシステムを人が扱える大きさに分けて考えるための基本の技である。

具体例

東京メトロの路線図は、駅の間の実際の距離や道路の曲がり方を省き、駅の並び順と乗換えのつながりだけを残している。乗る人の目的(どの駅で乗り換えればよいか)に必要な情報だけを残した、抽象化の分かりやすい例である。システムの設計でも同じで、大学の履修登録システムの E-R 図では、学生を学籍番号・氏名・所属学部だけで表し、身長や住所のように履修の手続きに関係しない性質は省く。

試験での引っ掛け

カプセル化との取り違えが最も多い。データとそれを扱う手続きをひとまとめにして、内部の作りを外から隠すのがカプセル化で、抽象化は「必要な性質だけを取り出す」こと。過去問では「データと手続きをまとめ、内部の詳細を隠す」の正解はカプセル化で、抽象化は誤りの選択肢として並ぶ。DFD はデータの流れを4つの要素で抽象化して表す図で、データ構造を実体と関連で表す E-R 図とは表す対象が違う。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では1回出題(2016年度〜2017年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • カプセル化との取り違えが最も多い。