ルーティングとは?るーてぃんぐ
ルーティングとは、パケット(小分けにした通信データ)を、宛先の IP アドレスを見て次にどのルータへ渡すかを決め、送り届けること(経路制御)。ルータや L3 スイッチがルーティングテーブル(宛先と次の渡し先の対応表)を引いて行う。OSI 基本参照モデルのネットワーク層(第 3 層)の働き。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
インターネットは多くのネットワークがつながってできている。宛先まで一本道ではないので、途中の機器が少しずつ「次はこっち」と渡していく仕組みが要る。
具体例
自宅の Wi-Fi から大学のサーバにアクセスすると、家庭のルータ、プロバイダのルータ、大学のルータと順に渡されて届く。各ルータは宛先 IP アドレスだけを見て次の渡し先を決める。
試験での引っ掛け
経路決定に使うのは宛先の IP アドレスで、MAC アドレスでも送信元アドレスでもない。MAC アドレスは同じネットワークの中の相手を指すだけで、ルータを越えるたびに書き換わる。ルーティングできるのは L3 スイッチで、L2 スイッチ(MAC アドレスだけを見る)にはできない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問35(IPA)
OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)の説明として,適切なものはどれか。
正解:データ転送と経路制御の機能を論理的に分離し,データ転送に特化したネットワーク機器とソフトウェアによる経路制御の組合せで実現するネットワーク技術
要点:SDNは転送機能と経路制御をソフトウェアで分離する
SDNは、これまで各ネットワーク機器が個別に持っていた経路制御の機能を、パケットを転送する機能から切り離して考える技術です。転送に専念する機器と、外部のソフトウェア(コントローラ)による集中的な経路制御を組み合わせ、ネットワーク構成をソフトウェアで柔軟に定義します。OpenFlowはコントローラと転送機器の間の代表的なプロトコルです。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問32(IPA)解説で登場
メディアコンバータ、リピータハブ、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチのうち、レイヤ3スイッチだけがもつ機能はどれか。
正解:ネットワーク層において、宛先アドレスに従って適切なLANポートにパケットを中継する機能
要点:レイヤ3スイッチだけがネットワーク層のアドレスで転送する
レイヤ3スイッチはOSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、IPアドレスを見てパケットを転送する(ルーティング機能をもつ)点が特徴である。レイヤ2スイッチはMACアドレスというデータリンク層の情報しか見ない。リピータハブとメディアコンバータは物理層の装置で、信号の増幅・中継や伝送媒体の変換を行うにとどまる。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問35(IPA)
OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)の説明として、適切なものはどれか。
正解:データ転送と経路制御の機能を論理的に分離し、データ転送に特化したネットワーク機器とソフトウェアによる経路制御の組合せで実現するネットワーク技術
要点:SDNは転送機能と経路制御をソフトウェアで分離する
SDNは、パケットを実際に転送する機能と、どこへ流すかを決める経路制御の機能を切り離す考え方である。機器側は転送に専念させ、経路制御は外部のソフトウェアであるコントローラが集中して行うことで、ネットワーク構成をソフトウェアから柔軟に変更できる。OpenFlowはコントローラと転送機器の間のやり取りを定めた代表的なプロトコルである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。