パリティとは?れいどのぱりてぃ
パリティとは、RAIDで、複数台のディスクにまたがるデータから排他的論理和によって算出し、別のディスクへ書き込む冗長データ。1台が故障しても、残っているデータとパリティから失われた内容を計算で復元できる。全体を二重に持つミラーリングより、必要な台数を少なく抑えられるのが利点である。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
ディスクはいつか必ず壊れる。すべてを二重に持てば確実に守れるが、容量の半分が控えのために消え、費用も倍になる。データそのものを複製せず、「合計の偶奇がそろうように足りない1つを埋められる」形の検査情報だけを持てば、1台ぶんの追加で1台の故障に耐えられる。容量の無駄と耐えられる故障の数を、どこで釣り合わせるかという問いへの答えがパリティである。
具体例
4台構成のRAID5では、3台ぶんのデータと1台ぶんのパリティを各ディスクへ分散して置き、使える容量は3台ぶんになる。ネットワーク接続ストレージのSynologyやQNAPの製品でも、RAID5やRAID6を選んで運用する構成が広く使われている。
試験での引っ掛け
誤り検出に使うパリティビットとは目的が違う。パリティビットは誤りがあることを知るだけだが、RAIDのパリティは壊れた位置が分かっているため復元まで行える。RAID5はパリティを1組しか持たないので同時2台の故障には耐えられず、そこを2組で補うのがRAID6である。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問12(IPA)
RAID5の記録方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:複数の磁気ディスクに分散してブロック単位でデータを書き込み、さらに、複数の磁気ディスクに分散してパリティを書き込む。
要点:RAID5はブロック単位ストライピング+パリティも各ディスクへ分散
RAID5はデータをブロック単位で複数台のディスクへ分散(ストライピング)し、その誤り訂正用のパリティも特定の1台に集中させず全ディスクへ分散配置する方式である。パリティ専用ディスクへの書込み集中というRAID4の弱点を解消しており、1台故障してもパリティから復元できる。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問15(IPA)解説で登場
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (6) ストレージに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。