排他的論理和とは?
排他的論理和とは、2つの入力が異なるときだけ1、同じときは0になる論理演算。XORまたはEORと書く。同じ値を2回XORすると元に戻る性質があり、簡易な暗号化、ビットの反転、パリティの計算、RAID5のパリティ生成など幅広く応用される。
基本情報技術者試験の過去問では8回出題されています(2016年度〜2026年度)。
はいたてきろんりわ
排他的論理和の意味
2つの入力が異なるときだけ1、同じときは0になる論理演算。XORまたはEORと書く。同じ値を2回XORすると元に戻る性質があり、簡易な暗号化、ビットの反転、パリティの計算、RAID5のパリティ生成など幅広く応用される。
排他的論理和の具体例
1010 XOR 0110 = 1100。データDと鍵KでD XOR K = C とすると、C XOR K = D で元に戻る。またA XOR A = 0、A XOR 0 = A が成り立つので、変数の値を作業領域なしで交換する技法にも使われる。
排他的論理和は試験でどう引っ掛けられる?
論理和(OR)は両方1のときも1だが、XORは両方1なら0になる。この1行の違いが真理値表の穴埋めでよく問われる。「排他的」という語からORの一種と早合点しないこと。
排他的論理和と関連する用語
排他的論理和が出た過去問
図の論理回路と等価な回路はどれか。
正解:AとBを入力とするXOR回路(Y出力)
要点:NAND4個の定番構成は排他的論理和(XOR)と等価
この回路は4個のNAND素子でできた定番の構成である。まず両入力のNAND出力をNとし、上側でAとN、下側でNとBのNANDをとり、その二つをさらにNANDで結んでいる。真理値表を作ると、AとBが同じ値のときは出力が0、異なるときだけ1になり、排他的論理和と一致する。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問23(IPA)図に示すディジタル回路と等価な論理式はどれか。ここで、論理式中の“・”は論理積を、“+”は論理和を、Xの上線はXの否定を表す。
正解:X = A・(Bの否定) + (Aの否定)・B
要点:NAND出力を各入力とANDしてORすると排他的論理和になる
図の回路はまずAとBそれぞれの否定を論理和しており、これはAとBの論理積の否定(NAND)に等しい。その出力をAと論理積すればAかつBでない項、Bと論理積すればBかつAでない項が得られ、最後にこれらを論理和している。結果としてAとBが異なるときだけ1になる排他的論理和が構成される。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問23(IPA)図に示す,1桁の2進数xとyを加算して,z(和の1桁目)及びc(桁上げ)を出力する半加算器において,AとBの素子の組合せとして,適切なものはどれか。
正解:A:排他的論理和/B:論理積
要点:半加算器は和=XOR、桁上げ=ANDで構成する
半加算器は2つの1桁の2進数を足し、和の1桁目zと桁上げcを出力します。zは入力が異なるときだけ1になるので排他的論理和、cは両方が1のときだけ1になるので論理積で実現できます。全加算器はこの半加算器2個と論理和1個で構成されます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問22(IPA)次に示す手順は,列中の少なくとも一つは1であるビット列が与えられたとき,最も右にある1を残し,他のビットを全て0にするアルゴリズムである。例えば,0010100…
正解:論理積(AND)
要点:A AND (A XOR (A-1)) で最下位の1ビットだけを抽出できる
1を引くと最右の1が0になり、その右側の0が全て1へ変わる。元の値との排他的論理和は最右の1とその右側だけが1のマスクになるため、これと元の値の論理積を取ると最右の1だけが残る。例では00101000と00001111の論理積で00001000となる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問2(IPA)8ビットの値の全ビットを反転する操作はどれか。
正解:16進表記FFのビット列と排他的論理和をとる。
要点:全ビット反転はFFとの排他的論理和(XOR)で行う
排他的論理和は、片方のビットが1のとき相手のビットを反転させ、0のときはそのまま残す性質をもつ。全ビットが1である16進のFF(2進で11111111)とXORをとれば、8ビットすべてが反転する。論理和は1を作る方向にしか働かず、0とのORは元の値のままなので反転には使えない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。