ユースケース駆動開発とは?ゆーすけーすくどうかいはつ
ユースケース駆動開発とは、利用者とシステムのやり取りをユースケースとして書き、それを分析・設計・実装・テストまで一貫した基準として使い続ける開発の進め方。工程が変わっても軸が同じなので、要求と成果物の対応をたどりやすく、テストケースもユースケースから素直に導ける。
最終更新:2026-10-06
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工程ごとに成果物の単位が変わる進め方では、どの要求がどの設計項目に落ちたのかを人が突き合わせるしかなく、変更が入るたびに対応関係が崩れていく。抜け落ちた要求が結合テストの段階で初めて見つかるという事故もここから生まれる。軸を1つに固定してすべての成果物を紐づければ、この追跡が構造として保たれる。UP(統一プロセス)が反復ごとにユースケース単位で価値を出す形をとったのも同じ発想による。
具体例
「注文を登録する」というユースケースから、画面遷移・関係する表と項目・テストシナリオを順に導き、対応関係を表として保ったまま反復ごとに仕上げていく。IBM Rational Rose以来のモデリングツール群が、この対応の追跡(トレーサビリティ)を管理する機能を中心に据えているのはそのためである。
試験での引っ掛け
記述するのは利用者から見た外部的な振る舞いであって、内部のアルゴリズムや画面項目の詳細ではない。データ構造を出発点に据えるデータ中心アプローチ(DOA)とは、開発の軸をどこへ置くかが逆になる。反復・漸進的に進める点はアジャイルと重なるが、ユースケース駆動そのものはUP系の考え方であり、アジャイル手法の一種ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(IPA)
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
正解:ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。
要点:ユースケース単位で開発し要件ごとに進捗を把握できる
ユースケース駆動開発では、利用者から見た一連の要件であるユースケースを開発の単位とし、その単位で設計・実装・テストまでを通して行う。要件と成果物が一対一で対応するため、どの要件がどこまで進んでいるかを要件単位で追える。よってエが利点として適切である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。