第3正規形とは?
第3正規形とは、第2正規形であり、かつ非キー属性がキーに推移的に関数従属していない状態。
データベーススペシャリスト試験の過去問では12回出題されています(2016年度〜2025年度)。
だいさんせいきけい
第3正規形の意味
第3正規形の具体例
社員表から「部門コード→部門名」を部門表へ分離する。
第3正規形は試験でどう引っ掛けられる?
第3正規形までは、無損失分解かつ関数従属性を保存する分解が必ず存在する。BCNFでは従属性保存が犠牲になる場合がある点との対比が頻出。すべての属性がキー属性である関係は自動的に第3正規形。
第3正規形と関連する用語
第3正規形が出た過去問
第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:第3正規形までは、情報無損失でかつ関数従属性保存の分解ができる。
要点:第3正規形までは無損失かつ従属性保存の分解が可能
第3正規形までは、情報無損失(結合しても元に戻る)と関数従属性の保存を両立する分解が必ず存在することが知られている。一方でボイス・コッド正規形以降になると、無損失分解はできても関数従属性の保存が犠牲になる場合がある。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問8(IPA)第2正規形であるが第3正規形でない表はどれか。ここで、講義名に対して担当教員は一意に決まり、所属コードに対して勤務地は一意に決まるものとする。また、{ }は繰返…
正解:社員番号[主キー], 氏名, 所属コード, 勤務地 の表(例:15547, 小林明, 75T, 東京)
要点:推移的関数従属が残る表は第2正規形止まりになる
第3正規形でないとは、非キー属性が主キーに推移的に関数従属している状態を指す。社員番号→所属コード→勤務地という連鎖があると、勤務地は主キーに推移的に従属するため第3正規形にならない。主キーが単一属性なので部分関数従属は起こり得ず、第2正規形は満たしている。
出典:平成29年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問7(IPA)第2正規形である関係Rが、第3正規形でもあるための条件として、適切なものはどれか。
正解:推移的関数従属性が存在しない。
要点:第3正規形の条件は推移的関数従属が存在しないこと
第3正規形は、第2正規形であることに加えて、非キー属性が候補キーに推移的に関数従属していないことを条件とする。すなわちキー→非キー属性X→非キー属性Yという連鎖がなければよい。部分関数従属の排除は第2正規形の条件である。
出典:平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問4(IPA)第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:第3正規形への分解では、情報無損失かつ関数従属性が保存される。
要点:第3正規形までは無損失かつ関数従属性保存の分解ができる
第3正規形までは、分解しても結合により元に戻せる(情報無損失)うえ、元の関数従属性も保存される分解が必ず存在する。ボイス・コッド正規形以降になると、無損失分解はできても関数従属性の保存が犠牲になる場合がある点が対比される。
出典:令和1年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問7(IPA)第3正規形において存在する可能性のある関数従属はどれか。
正解:候補キーの真部分集合から他の候補キーの真部分集合への関数従属
要点:3NFが禁じるのは部分従属と推移的従属で、キー間の従属は残り得る
第3正規形が禁じているのは、候補キーの一部から非キー属性への部分関数従属と、非キー属性を経由する推移的関数従属である。候補キーの真部分集合どうしの関数従属は、右辺が非キー属性ではないためこれらに当たらず、第3正規形でも存在し得る(ボイス・コッド正規形では排除される)。
出典:令和1年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。