インシデント対応とは?いんしでんとたいおう
インシデント対応とは、サービスの品質を低下させる、または低下させるおそれのある計画外の事象に対し、準備、検知・分析、封じ込め、根絶、復旧、教訓の反映という段階を追って処理する一連の活動。監査では、この段階が手順書として整備されているかに加え、実際の対応記録が段階ごとに時刻とともに残っているかを確かめる。
最終更新:2026-10-06
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発生してから対応方針を検討していては封じ込めが遅れ、その間に被害が広がるうえ、揮発性の高い証拠も失われる。だから体制と連絡経路を平常時に決めておく必要がある。事後に検証できるのは残された記録だけなので、監査人にとっては初動の記録の有無が、対応が手順どおりだったかを判断する唯一の手掛かりになる。
具体例
NIST SP 800-61が示す段階に沿って手順を整えている組織では、監査人はインシデント管理台帳から数件を抽出し、検知日時、回線からの切離しの実施時刻、経営層への報告時刻が記録され、社内で定めた報告期限の中に収まっているかを突合する。
試験での引っ掛け
サービスを早く戻す暫定対応(インシデント管理)と、根本原因を突き止めて再発を防ぐ活動(問題管理)は別のプロセスで、原因を除去する処置が是正処置にあたる。サービスが復旧したことは原因が除去されたことの証拠にはならない点も、記録の確認で見落としやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問18(IPA)解説で登場
サイバーセキュリティ基本法に基づき、内閣にサイバーセキュリティ戦略本部が設置されたのと同時に、内閣官房に設置された機関はどれか。
正解:NISC
要点:戦略本部と同時に内閣官房へ置かれた事務局組織がNISC
サイバーセキュリティ基本法により、内閣にサイバーセキュリティ戦略本部が置かれると同時に、その事務局機能を担う組織として内閣官房に内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が設置された。IPAは経済産業省所管の独立行政法人、JPCERT/CCはインシデント対応の調整を行う一般社団法人、JIPDECはプライバシーマーク制度などを運営する団体で、いずれも内閣官房の機関ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。