PIAとは?ぴーあいえー
PIAとは、個人情報を扱う仕組みの導入や変更に先立ち、プライバシーへの影響を事前に評価してリスクへの対応を計画するプロセス(プライバシー影響評価)。JIS X 9251が指針を示す。設計に織り込む段階で手当てするため、稼働後の是正より低い費用でリスクを抑えられる。
最終更新:2026-10-06
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個人情報に関わる問題は、稼働してから気づいても取り返しがつきにくい。いったん収集してしまったデータの範囲は後から狭められず、設計に染み込んだ前提の変更には作り直しに近い費用がかかる。判断の時点を設計前へ前倒しし、収集範囲や保存期間を決める前に評価する枠組みとして整えられたのがPIAである。監査では、評価の実施時期と、その結果が設計へ反映された記録が確認の対象になる。
具体例
顧客の行動データを分析する基盤を新設する前に、収集範囲・利用目的・保存期間・第三者提供の有無を評価し、対応策を要件定義へ織り込む。監査人は、評価が設計凍結より前に実施され、指摘事項が設計書へ反映されたことを版の履歴で確かめる。
試験での引っ掛け
「事前」の評価である点が核心で、稼働後に運用状況を確かめる個人情報保護監査とは時期も目的も異なる。設計段階から作り込むプライバシー・バイ・デザインの実践手段であり、事後対応より低コストという記述はその根拠にあたる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
JIS X 9251:2021において、個人識別可能情報の処理に関する潜在的なプライバシー影響の、特定、分析、評価、協議、伝達及び対応の計画を立てるための全体的…
正解:PIA
要点:PIAはPII処理のプライバシー影響を事前に評価し対応を計画するプロセス
PIA(Privacy Impact Assessment、プライバシー影響評価)は、個人識別可能情報(PII)を扱う仕組みを企画・設計する段階で、想定されるプライバシーへの影響を特定・分析・評価し、関係者と協議しながら対応を計画する一連のプロセスである。事後の点検ではなく事前に組み込む点に意義があり、プライバシー・バイ・デザインを実現する手段と位置づけられる。
出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
JIS X 9251:2021(プライバシー影響評価のためのガイドライン)において、個人識別可能情報の処理に関する潜在的なプライバシー影響の、特定、分析、評価、…
正解:PIA
要点:PIAは個人情報処理のプライバシー影響を評価し対応を計画するプロセス
個人識別可能情報を扱う仕組みについて、想定されるプライバシーへの影響をあらかじめ洗い出し、分析・評価したうえで、関係者との協議や情報伝達、対応策の計画までを含めて回す一連のプロセスをPIA(プライバシー影響評価)という。設計段階から privacy by design を実現する手段として位置づけられ、システムの企画・変更時に実施することで、稼働後の手戻りや権利侵害のリスクを抑えられる。他の選択肢はいずれも別の概念を指す略語である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。