メタデータとは?めたでーた
メタデータとは、データそのものではなく、そのデータを説明するデータ。項目名・データ型・桁数・作成日時・作成者・意味の定義・取得元と来歴などが該当し、中身を開かなくても「何のデータでどう使えるか」を判断できるようにする。これを一元管理する仕組みがデータディクショナリ。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
データは、作った人と使う人が同じあいだは説明を要しない。組織をまたいで共有され、数年後に別の担当者が分析へ使う段になって初めて、「この区分コードの1は何を指すのか」「いつ時点の値か」が誰にも分からないという事態が起きる。メタデータは、その暗黙の前提を明示して残す仕組みである。集めるだけで整えないデータレイクが沼になるのも、この欠落による。
具体例
写真ファイルのExifには撮影日時・機種・GPS座標が埋め込まれている。データウェアハウスでは「顧客区分コード1=法人、2=個人」といった定義と、どの業務システムからいつ取り込んだかという来歴を管理し、分析者が意味を取り違えないようにする。政府のデータカタログサイトも同じ役割を担う。
試験での引っ掛け
「データについてのデータ」という定義止まりでは、意図しない開示を問う出題に答えられない。写真のGPS座標や文書ファイルの作成者・更新履歴は本文を消しても残り、公開時にプライバシーや内部情報の漏えいになる。定義を管理するデータディクショナリと、開発情報を一元管理するリポジトリの区別も問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問29(IPA)解説で登場
関係データベース管理システム(RDBMS)のデータディクショナリに格納されるものはどれか。
正解:スキーマの定義情報
要点:データディクショナリはスキーマ定義などのメタデータを保持
データディクショナリ(データ辞書)は、表・列・ビュー・インデックス・利用者権限といったスキーマの定義情報を格納するシステム表の集まりである。実データそのものではなく、データの構造や属性を記述したメタデータを管理する点が本質である。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問13(IPA)
データアクセス方式の一つであるオブジェクトストレージに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:データとメタデータをセットにして保存し、固有の識別子でデータにアクセスする。
要点:オブジェクトストレージは一意な識別子でデータへ直接アクセスする
オブジェクトストレージは、データ本体とそれを説明するメタデータをひとまとまり(オブジェクト)として保存し、階層的なパスではなく一意な識別子(オブジェクトIDやキー)でアクセスする方式である。ディレクトリ階層に縛られないためスケールしやすく、クラウドの大容量ストレージで広く使われる。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問13(IPA)解説で登場
オブジェクトストレージの記述として、最も適切なものはどれか。
正解:更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており、大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができる。
要点:オブジェクトストレージはID管理で拡張しやすい非構造データ置場
オブジェクトストレージは、データをファイル階層ではなく一意のIDとメタデータを付けたオブジェクト単位で管理する方式である。フラットな名前空間なのでノード追加による水平方向の拡張がしやすく、大容量の仮想的なストレージ空間を構成できる。上書き更新には不向きで、画像・ログ・バックアップなど更新頻度の低い非構造データの保管に適する。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. ユーザーインタフェース技術 > (1) 情報アーキテクチャに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。