ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)とは?
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)とは、DASはサーバに直結する専用ストレージ、NASはLAN経由でファイル単位に共有する装置、SANは専用ネットワークでブロック単位にアクセスさせる構成。共有の単位(ファイルかブロックか)と、業務LANと帯域を分けるかどうかが選定の判断軸になる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2024年度)。
すとれーじせつぞくけいたい
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)の意味
DASはサーバに直結する専用ストレージ、NASはLAN経由でファイル単位に共有する装置、SANは専用ネットワークでブロック単位にアクセスさせる構成。共有の単位(ファイルかブロックか)と、業務LANと帯域を分けるかどうかが選定の判断軸になる。
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)の具体例
部門のファイル共有は導入が容易で権限管理もしやすいNAS、データベースや仮想基盤のようにブロックI/Oの性能と低遅延が要る用途はSANを選ぶ。SANはファイバチャネルのほか、既存イーサネット上で動くiSCSIを使えば専用機材を抑えて構築できる。
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)は試験でどう引っ掛けられる?
NASとSANの違いを「速いか遅いか」「専用線かどうか」で覚えると誤る。本質はアクセスの単位で、NASはファイル、SANはブロックである。iSCSIはIPネットワーク上を流れるがブロックアクセスなのでSANに分類され、iSCSIのSANよりNASが速い構成もある。NASはファイルシステムをNAS側が持つためサーバ側でフォーマットする対象にはならず、複数サーバから同じ領域を安全に共有できる。一方SANのブロック共有を複数サーバで同時マウントするにはクラスタファイルシステムが要り、単に接続できるからと共有すると破壊される。DASは1台のサーバに直結する形態で共有できない点が、NAS・SANとの決定的な差になる。
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)と関連する用語
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)が出た過去問
SAN(Storage Area Network)におけるサーバとストレージの接続形態の説明として、適切なものはどれか。
正解:ファイバチャネルなどによる専用ネットワークで接続する。
要点:SANはFCなど専用網でブロック単位に接続する形態
SANは、サーバとストレージをファイバチャネルなどによるストレージ専用のネットワークで接続する形態である。ブロック単位でアクセスするため、サーバからは内蔵ディスクのように扱える。LAN上でファイル共有プロトコルを使うNASとは接続形態もアクセス単位も異なる。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問12(IPA)ストレージのインタフェースとして用いられるFC(ファイバチャネル)の特徴として、適切なものはどれか。
正解:伝送媒体には電気ケーブル又は光ケーブルを用いることができる。
要点:FCは光にも電気ケーブルにも対応するSAN向けシリアル接続規格
FC(ファイバチャネル)はSANで使われる高速なストレージ接続規格で、伝送媒体として光ファイバだけでなく同軸などの電気ケーブルも規定されている。名称に「ファイバ」とあるが光専用ではない点が特徴である。接続形態もポイントツーポイント、アービトレーテッドループ、ファブリック(スイッチ)の3種類がある。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。