ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)とは?すとれーじせつぞくけいたい
ストレージ接続形態(DAS・NAS・SAN)とは、サーバとストレージの結び方の分類で、判断軸はアクセスの単位にある。DASは1台のサーバへ直結して共有できない形態、NASはLAN経由でファイル単位に共有する装置、SANは専用または別建てのネットワークでブロック単位にアクセスさせる構成を指す。
最終更新:2026-10-06
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サーバごとにディスクを抱えていた時代は、片方が容量不足でもう片方が余っているという偏りを解消できず、増設のたびに業務を止める必要があった。ストレージを外へ出して共有すれば偏りは解消するが、今度は何を共有するのか——ファイルか、ディスクそのものか——という選択が生じる。この選択の違いがNASとSANを分けている。
具体例
部門のファイル共有は導入が容易で権限管理もしやすいNAS、データベースや仮想基盤のようにブロックI/Oの性能と低遅延が要る用途はSANを選ぶ。SANはファイバチャネルのほか、既存のイーサネット上で動くiSCSIを使えば専用機材を抑えて構築できる。
試験での引っ掛け
速いか遅いか、専用線かどうかで覚えると誤る。本質はアクセス単位で、NASはファイル、SANはブロックである。IP網を流れるiSCSIもブロックアクセスなのでSANに分類される。SANのブロック領域を複数サーバから同時にマウントするにはクラスタファイルシステムが要り、そのまま共有すると破壊される。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問12(IPA)
SAN(Storage Area Network)におけるサーバとストレージの接続形態の説明として、適切なものはどれか。
正解:ファイバチャネルなどによる専用ネットワークで接続する。
要点:SANはFCなど専用網でブロック単位に接続する形態
SANは、サーバとストレージをファイバチャネルなどによるストレージ専用のネットワークで接続する形態である。ブロック単位でアクセスするため、サーバからは内蔵ディスクのように扱える。LAN上でファイル共有プロトコルを使うNASとは接続形態もアクセス単位も異なる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問11(IPA)
ストレージのインタフェースとして用いられるFC(ファイバチャネル)の特徴として、適切なものはどれか。
正解:伝送媒体には電気ケーブル又は光ケーブルを用いることができる。
要点:FCは光にも電気ケーブルにも対応するSAN向けシリアル接続規格
FC(ファイバチャネル)はSANで使われる高速なストレージ接続規格で、伝送媒体として光ファイバだけでなく同軸などの電気ケーブルも規定されている。名称に「ファイバ」とあるが光専用ではない点が特徴である。接続形態もポイントツーポイント、アービトレーテッドループ(機器を輪状につなぎ使用権を調停する形態)、ファブリック(スイッチ)の3種類がある。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (6) ストレージに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。