応用情報暗記無料で始める

参照の局所性とは?さんしょうのきょくしょせい

参照の局所性とは、プログラムのメモリ参照先が時間的にも空間的にも偏る経験的な性質。直前に使った番地をすぐまた使うのが時間的局所性、使った番地の近くを続けて使うのが空間的局所性である。記憶階層を設ける前提そのものであり、キャッシュや仮想記憶が平均アクセス時間を縮められる根拠になっている。

最終更新:2026-10-06

試験情報

応用情報技術者試験の過去問では2問の解説で触れられています(2016年度〜2023年度)。

応用情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

この語が出る過去問を解く →

背景

高速な記憶素子は容量当たりの単価が高く、必要量をすべてその素子で用意すれば装置が買えない値段になる。かといって安価で低速な素子だけにすると処理装置が待たされ続ける。小容量の高速素子と大容量の低速素子を重ね、直近に使う部分だけを上へ置くという構成が成り立つのは、参照先が偏るという観測があるからで、この性質が崩れれば記憶階層の前提ごと崩れる。

具体例

二次元配列を行方向に走査すると隣接番地を連続して読むため一つのキャッシュラインを使い切れるが、同じ処理を列方向に書くとラインごとに1要素しか使わず、行列積のような処理では実行時間が数倍変わる。ループ内のカウンタや添字変数は毎回参照されるので、時間的局所性が高くレジスタに割り付けられる。

試験での引っ掛け

必ずそうなる法則ではなく傾向にすぎない点が要点である。巨大な表をランダムな順で引く処理や、ポインタでつないだ構造をたどる処理では局所性が崩れ、ヒット率が落ちて実効速度が主記憶側に引きずられる。また時間的局所性と空間的局所性の説明を入れ替えた選択肢が定番なので、どちらが「近く」でどちらが「すぐまた」かを固定して覚える。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 2問の解説で触れられる(2016年度〜2023年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 必ずそうなる法則ではなく傾向にすぎない点が要点である。