スラッシングとは?
スラッシングとは、仮想記憶を使うシステムで、主記憶の容量不足によりページの入れ替え(スワッピング)が頻発し、実際の処理よりページ入れ替えの処理に多くの時間が費やされ、システム全体の処理性能が著しく低下する現象。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
すらっしんぐ
スラッシングの意味
仮想記憶を使うシステムで、主記憶の容量不足によりページの入れ替え(スワッピング)が頻発し、実際の処理よりページ入れ替えの処理に多くの時間が費やされ、システム全体の処理性能が著しく低下する現象。
スラッシングの具体例
同時に多くのアプリを起動しすぎて主記憶が不足すると、各アプリが必要なページを読み込むたびに他のページを追い出す動作が繰り返され、パソコン全体の動作が極端に遅くなる。
スラッシングは試験でどう引っ掛けられる?
スラッシングは多重度(同時に走らせるプロセス数)を上げるほど改善するのではなく、ある点を超えると逆にスループットが急落する。対処は多重度を下げるか主記憶を増設することで、「多重度を上げて処理を詰め込む」は誤り。またフラグメンテーション(記憶領域の断片化)とは別の現象で、原因はページ入れ替えの頻発にある。
スラッシングと関連する用語
スラッシングが出た過去問
ページング方式の仮想記憶において、ページ置換えの発生頻度が高くなり、システムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象を何と呼ぶか。
正解:スラッシング
要点:ページ置換えの多発で処理能力が急落するのがスラッシング
実記憶量に対して多重度や作業領域が過大になるとページフォールトが多発し、ページの入替え処理にCPU時間の大半が費やされて、本来の処理がほとんど進まなくなる。この状態をスラッシングという。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問17(IPA)ページング方式の仮想記憶において、ページ置換えの発生頻度が高くなり、システムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象を何と呼ぶか。
正解:スラッシング
要点:スラッシングはページ置換え多発で処理能力が急落する現象
実記憶が不足するとページの追い出しと読込みが頻発し、CPUがページ置換えの処理にばかり時間を使ってしまう。この結果、本来の処理が進まずスループットが急激に低下する現象をスラッシングという。多重度を下げる、実記憶を増設するなどが対策となる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問16(IPA)ページング方式の仮想記憶において、ページ置換えの発生頻度が高くなり、システムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象を何と呼ぶか。
正解:スラッシング
要点:スラッシングはページ置換え頻発による処理能力の急激な低下
実記憶が不足してページの置換え(ページイン・ページアウト)が頻発すると、CPUが本来の処理よりページ入替えのオーバーヘッドに時間を取られ、スループットが急激に落ちる。この状態をスラッシングという。多重度を下げる、実記憶を増やすといった対処が取られる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。