デマンドページングとは?でまんどぺーじんぐ
デマンドページングとは、仮想記憶において、プログラムを丸ごと読み込まず、実際に参照されたページだけをその都度主記憶へ運び込む方式。参照した瞬間にページフォールトが発生し、そのページだけがページインされる。一度も通らない部分を読まずに済むため、主記憶を節約でき起動も速くなる。
最終更新:2026-10-06
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プログラムの大きさは主記憶の容量に縛られ、実際には一度も通らないエラー処理まで含めて全部を載せる必要があった。実行中に参照される範囲は全体のごく一部にとどまるという局所参照性の観測を使えば、必要になった時点で運ぶ方式が成り立つ。容量の制約と実行の実態の差を埋めたのがこの方式である。
具体例
巨大なアプリケーションでも起動直後は必要なページだけが読み込まれ、使わない機能のコードは主記憶へ載らない。WindowsのページファイルやLinuxのスワップ領域が退避先になり、追い出すページはLRUやFIFOで選ばれる。
試験での引っ掛け
先読みしてまとめて読み込むプリページングとの違いが問われ、デマンドページングは要求されてから読むため起動直後にページフォールトが集中しやすい。またページフォールトが多発して処理が進まなくなる状態がスラッシングで、ワーキングセットの管理で防ぐ。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問19(IPA)解説で登場
ページング方式の仮想記憶における主記憶の割当てに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:プログラム実行時のページフォールトを契機に、ページをロードするのに必要な主記憶が割り当てられる。
要点:デマンドページングは必要になった時点でページを読み込む
ページング方式ではデマンドページングが基本で、プログラム開始時に全ページを読み込むのではなく、実際に参照されて存在しないと分かったとき(ページフォールト発生時)に主記憶を割り当ててページをロードする。割り当てられる主記憶の量も実行の進行に応じて変動する。
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問18(IPA)
仮想記憶方式で、デマンドページングと比較したときのプリページングの特徴として、適切なものはどれか。ここで、主記憶には十分な余裕があるものとする。
正解:将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので、実際に必要となったときの補助記憶へのアクセスによる遅れを減少できる。
要点:プリページングは先読みでページフォールト待ちを減らす
プリページングは、近い将来に使われると予測したページをまとめて先に主記憶へ読み込む方式である。実際に参照された時点ではすでに主記憶にあるためページフォールトによる待ちが減り、補助記憶アクセスの遅れを抑えられる。予測が外れると無駄なロードになる点が短所である。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (7) 記憶管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。