LRUとは?
LRU(Least Recently Used)とは、最後に参照されてからの経過時間が最も長いものを追い出す置換アルゴリズムのこと。「最近使ったものはまた使われる」という時間的局所性を前提にしているため、キャッシュメモリのブロック置換でも仮想記憶のページ置換でも標準的に使われる。厳密なLRUは参照のたびに順序を更新する必要があり実装コストが高いので、実機では参照ビットを巡回して確認するクロック方式などの近似が採られる。参照回数の少ないものを追い出すLFU、格納が最も古いものを追い出すFIFOと対比して覚える。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2025年度)。
えるあーるゆー
LRUはどういう意味?
LRU(Least Recently Used)とは、最後に参照されてからの経過時間が最も長いものを追い出す置換アルゴリズムのこと。「最近使ったものはまた使われる」という時間的局所性を前提にしているため、キャッシュメモリのブロック置換でも仮想記憶のページ置換でも標準的に使われる。厳密なLRUは参照のたびに順序を更新する必要があり実装コストが高いので、実機では参照ビットを巡回して確認するクロック方式などの近似が採られる。参照回数の少ないものを追い出すLFU、格納が最も古いものを追い出すFIFOと対比して覚える。
LRUの具体例は?
Windowsやスマートフォンのブラウザでタブを多数開いたときに、しばらく触っていないタブの内容から順にメモリから解放されるのはLRUの考え方による。応用情報では参照列とページ枠数が与えられ、LRU・FIFOそれぞれのページフォールト回数を数えさせる問題が繰り返し出る。
LRUは試験でどう引っ掛けられる?
LFUとの取り違えが典型で、LRUが見るのは「最後に使った時刻」、LFUが見るのは「使った回数」である。またページ枠を増やしたのにページフォールトが増えるBeladyの異常はFIFOで起きる現象であり、LRUでは起きない。
LRUと関連する用語は?
LRUが出た過去問は?
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問18(IPA)
プログラムで使用可能な実メモリ枠が3ページである仮想記憶システムにおいて、大きさ6ページのプログラムが実行されたとき、ページフォールトは何回発生するか。ここで、…
正解:10
要点:LRUは最後に使ってから最も時間が経ったページを追い出す
実メモリ枠3ページでLRUを適用し、0,1,2,3,4,0,2,4,3,1,4,5 の順に読み込むと、最初の0・1・2で3回の欠落が起き、以降は3,4,0,2 で置換えが4回続きます。次の4は残っているのでヒットし、3,1 で2回置換え、次の4はヒット、最後の5で1回置換えとなります。ヒットしたのは2回だけなので、12回のアクセスのうちページフォールトは10回です。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問18(IPA)
仮想記憶方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:LRUアルゴリズムは,使用後の経過時間が最長のページを置換対象とするページ置換アルゴリズムである。
要点:LRUは最後に使ってから最も時間が経ったページを追い出す
LRU(Least Recently Used)は、最後に参照されてから最も長い時間が経過したページを追い出すアルゴリズムである。直近に使ったページは再び使われやすいという参照の局所性に基づく。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問16(IPA)
4ブロックのキャッシュメモリC0~C3が表に示す状態である。ここで,新たに別のブロックの内容をキャッシュメモリにロードする必要が生じたとき,C2のブロックを置換…
正解:LRU
要点:LRUは最終参照時刻が最も古いブロックを置換対象にする
C2は最終参照時刻が0:05で4つの中で最も古い。参照されてから最も長く使われていないブロックを追い出すのはLRUであり、この条件でC2が置換対象となる。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問19(IPA)
仮想記憶管理におけるページ置換えアルゴリズムとしてLRU方式を採用する。主記憶のページ枠が、4000, 5000, 6000, 7000番地(いずれも16進数)…
正解:6000
要点:LRUは最後に参照された時刻が最も古いページを置き換える
LRUは最も長く参照されていないページを追い出す。1→2→3→4で4000〜7000に順に載り、2の再参照後、5は最も古い1のいた4000へ入る。3はヒット、次の1は最も古い4のいた7000へ入り、6は最も古い2のいた5000へ入る。5はヒットするので、最後の4は残る中で最も古い3のいた6000番地に置かれる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問18(IPA)
仮想記憶方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:LRUアルゴリズムは、使用後の経過時間が最長のページを置換対象とするページ置換アルゴリズムである。
要点:LRUは最も長く使われていないページを追い出す
LRU(Least Recently Used)は、最後に使われてからの経過時間が最も長いページ、つまり最も長く使われていないページを置換対象に選ぶアルゴリズムである。直近に使われたページは再び使われやすいという参照の局所性に基づいた方式で、実装にはアクセス順の管理が必要になる。
最終更新:2026-08-29/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。