アジャイル開発・スクラムとは?
アジャイル開発・スクラムとは、短い反復(イテレーション/スプリント)ごとに動くソフトウェアを作り、利用者のフィードバックで優先順位を見直しながら価値の高いものから届ける開発方式。スクラムは代表的な枠組みで、プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発チームの役割、プロダクトバックログとスプリントバックログ、スプリントレビューとレトロスペクティブなどで構成される。要求の不確実性が高いSoE領域に向く。
応用情報技術者試験の過去問では22回出題されています(2017年度〜2025年度)。
あじゃいるかいはつ・すくらむ
アジャイル開発・スクラムの意味
短い反復(イテレーション/スプリント)ごとに動くソフトウェアを作り、利用者のフィードバックで優先順位を見直しながら価値の高いものから届ける開発方式。スクラムは代表的な枠組みで、プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発チームの役割、プロダクトバックログとスプリントバックログ、スプリントレビューとレトロスペクティブなどで構成される。要求の不確実性が高いSoE領域に向く。
アジャイル開発・スクラムの具体例
3週間ごとに動く機能を利用部門に見せ、優先順位を入れ替えながら進める。契約は準委任型を基本とし、変更を前提とした運営とする。
アジャイル開発・スクラムは試験でどう引っ掛けられる?
要件が固定できないことを前提とするため、成果物一式を先に確定させる請負型の契約とは相性が悪い。
アジャイル開発・スクラムと関連する用語
アジャイル開発・スクラムが出た過去問
監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は形式でなく十分性と適切性で判断する
この問題は適切でないものを選ぶ。監査証拠は十分かつ適切であればよく、体裁の整った管理用ドキュメントに限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの実行記録、会議の記録なども有効な監査証拠になり得るため、形式で限定する記述が不適切である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)アジャイル開発を対象とした監査の着眼点として、システム管理基準(平成30年)に照らして、適切なものはどれか。
正解:業務システムの開発チームは、実装された機能について利害関係者へのデモンストレーションを実施し、参加者からフィードバックを得ていること
要点:アジャイル監査では反復ごとのデモとフィードバックを確認する
アジャイル開発では、短い反復ごとに動くソフトウェアを利害関係者に見せ、フィードバックを取り込んで次の反復に生かすことが要となる。監査でも、こうした反復的な確認とフィードバックの仕組みが実際に機能しているかが着眼点になる。工程完了基準に沿った逐次進行を求めるのはウォータフォール型の観点であり、アジャイルの評価軸ではない。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は文書の体裁でなく十分性と適切性で判断する
監査証拠は、体裁の整った管理用文書に限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの結果、議事の記録など日々の作業から生じる記録も、監査目的に照らして十分かつ適切であれば証拠として利用できる。形式ではなく、証拠としての適切性と十分性で判断するのがシステム監査基準の考え方である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)アジャイル開発のプラクティスのうち、回帰テストを行うことを前提とするものはどれか。
正解:リファクタリング
要点:リファクタリングは振る舞い不変を回帰テストで担保する
リファクタリングは、外部から見た振る舞いを変えずに内部構造を改善する作業である。振る舞いが変わっていないことを確かめる必要があるため、既存のテストを繰り返し実行する回帰テストが前提となる。自動化された単体テストが整っていることが、安心してリファクタリングを進める条件になる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表す。
正解:ア:縦軸「残作業量」、横軸「時間」。破線・実線とも右肩下がりで、時間経過とともにゼロへ収束するグラフ
要点:バーンダウンチャートは残作業量の減り方を時系列で示す
バーンダウンチャートは、縦軸に残作業量、横軸に時間を取り、残作業が時間とともに減っていく様子を折れ線で表す図である。計画上の理想線と実績線を重ねて描くことで、進捗の遅れや先行を一目で把握できる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。