スプリントとは?すぷりんと
スプリントとは、スクラムで反復の単位となる、1か月以内の固定長の期間。計画から開発、レビュー、振り返りまでを内側に含み、終了時には次を待たずに使える状態の増分を必ず仕上げる。長さは途中で変えず、入り切らない作業のほうを次の期間へ回して調整するのが原則である。
最終更新:2026-10-06
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終わらないから期限を延ばすという調整を許すと、締切が形骸化して進捗が測れなくなる。長さを固定してしまえば、1回あたりに片付いた量を回ごとに比較でき、次に何回分必要かという見積の根拠が実績から得られる。期間を短く区切ること自体にも意味があり、作りが間違っていたと気づくまでの時間に上限をかけている。
具体例
2週間を1つの期間と決め、初日に何を作るかを選んで計画を立て、最終日に動くものを利用部門へ見せるレビューと、進め方を見直す振り返りを行う。JiraやBacklogのようなツールでは、残作業の推移を描くバーンダウンチャートで期間内に収まるかを日々確認できる。
試験での引っ掛け
期間は固定(タイムボックス)であり、作業が終わらなくても延長しない。未完了分は次以降へ回す。またスプリント計画・レビュー・レトロスペクティブはこの期間の内側で行うイベントであって、スプリントそのものではないという区別が問われる。デイリースクラムも管理者への進捗報告会ではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)解説で登場
アジャイル開発のプラクティスの一つである“ふりかえり(レトロスペクティブ)”を行う適切なタイミングはどれか。
正解:“イテレーション”の各回の最後
要点:ふりかえりはイテレーション末にプロセスを改善する場
ふりかえり(レトロスペクティブ)は、イテレーション(スプリント)が終わるたびに、そのイテレーションでのやり方を振り返り、次の回に向けた改善策をチームで決める活動である。毎日行う朝会が進捗と障害の共有であるのに対し、ふりかえりはプロセス自体の改善を目的とする点が異なる。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問49(IPA)解説で登場
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表す。
正解:縦軸を残作業量、横軸を時間とし、破線が理想的な直線的減少、実線が実際の残作業量の推移(途中でやや停滞した後、最終的に0に収束する)を示すグラフ
要点:バーンダウンチャートは残作業量の減り方で進捗を示す
バーンダウンチャートは縦軸に残作業量、横軸に時間をとり、残作業がゼロへ向かって減っていく様子を示す図である。理想線(予定)と実績線を並べて描くことで、スプリント内で予定どおりに作業が消化されているかを一目で把握できる。
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問49(IPA)
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークである。
要点:スクラムは役割・イベント・作成物・ルールで構成される
スクラムは、プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発者という役割、スプリントやスプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログやインクリメントといった作成物、それらを結び付けるルールから成る軽量なフレームワークである。短い期間のスプリントを繰り返し、レビューと振り返りで計画を調整していく点が特徴である。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問49(IPA)解説で登場
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表す。
正解:縦軸を残作業量、横軸を時間とし、実線が破線に沿っておおむね右肩下がりに減少し、最終的に0に収束するグラフ
要点:バーンダウンチャートは残作業量の減り方で進捗を示す
バーンダウンチャートは、縦軸に残作業量、横軸に時間を取り、残りの作業がどのように減っていくかを示すグラフである。理想線(予定)と実績線を並べることで、進捗が予定より遅れているか進んでいるかを一目で把握できる。スクラムでスプリントやリリースの進捗管理に使われる。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50(IPA)
スクラムのスプリントにおいて、(1)〜(3)のプラクティスを採用して開発を行い、スプリントレビューの後にKPT手法でスプリントレトロスペクティブを行った。“KP…
正解:次のスプリントからは、スタンドアップミーティングにタイムキーパーを置き、終了5分前を知らせるようにする。
要点:KPTのTは次に試す改善策を挙げる欄
KPTはKeep(今後も続けること)、Problem(問題点)、Try(次に試すこと)の3つで振り返る手法です。Tには、明らかになった問題を踏まえて次のスプリントで新たに実施する改善策を挙げます。タイムキーパーを置くという具体的な改善案がこれに当たります。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。