ふりかえり(レトロスペクティブ)とは?
ふりかえり(レトロスペクティブ)とは、反復の終わりにチームが自分たちの進め方を点検し、次の反復で試す改善策を1〜2件決める場。対象は成果物ではなくプロセスと協働の仕方で、個人の責任追及ではなく仕組みの問題として扱うことが前提になる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
ふりかえり
ふりかえり(レトロスペクティブ)の意味
反復の終わりにチームが自分たちの進め方を点検し、次の反復で試す改善策を1〜2件決める場。対象は成果物ではなくプロセスと協働の仕方で、個人の責任追及ではなく仕組みの問題として扱うことが前提になる。
ふりかえり(レトロスペクティブ)の具体例
「レビュー待ちで2日止まった」という事実から、原因を担当者の怠慢ではなく「レビュー依頼が特定の1人に集中する仕組み」と捉え、次の反復では2名体制と当日中着手を試す。次のふりかえりで効果を測って続行か中止かを決める。
ふりかえり(レトロスペクティブ)は試験でどう引っ掛けられる?
成果物を関係者に見せて受入判断を得る場(スプリントレビュー)とは目的が異なる。またプロジェクト終結時の教訓収集と違い、次の反復に間に合う小さな改善を選ぶ点が特徴で、改善案を大量に出すことは目的ではない。
ふりかえり(レトロスペクティブ)と関連する用語
ふりかえり(レトロスペクティブ)が出た過去問
アジャイル開発のプラクティスの一つである“ふりかえり(レトロスペクティブ)”を行う適切なタイミングはどれか。
正解:“イテレーション”の各回の最後
要点:ふりかえりはイテレーション末にプロセスを改善する場
ふりかえり(レトロスペクティブ)は、イテレーション(スプリント)が終わるたびに、そのイテレーションでのやり方を振り返り、次の回に向けた改善策をチームで決める活動である。毎日行う朝会が進捗と障害の共有であるのに対し、ふりかえりはプロセス自体の改善を目的とする点が異なる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)スクラムのスプリントにおいて、(1)〜(3)のプラクティスを採用して開発を行い、スプリントレビューの後にKPT手法でスプリントレトロスペクティブを行った。“KP…
正解:次のスプリントからは、スタンドアップミーティングにタイムキーパーを置き、終了5分前を知らせるようにする。
要点:KPTのTは次に試す改善策を挙げる欄
KPTはKeep(今後も続けること)、Problem(問題点)、Try(次に試すこと)の3つで振り返る手法です。Tには、明らかになった問題を踏まえて次のスプリントで新たに実施する改善策を挙げます。タイムキーパーを置くという具体的な改善案がこれに当たります。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50(IPA)スクラムでは、一定の期間で区切ったスプリントを繰り返して開発を進める。各スプリントで実施するスクラムイベントの順序のうち、適切なものはどれか。〔スクラムイベント…
正解:1→4→3→2
要点:スプリントは計画で始まり、レビューの後の振り返りで終わる
スプリントは、何を作るかを決めるスプリントプランニングで始まる。期間中は毎日デイリースクラムで進捗と障害を共有し、終盤にスプリントレビューで成果物を関係者に示して検査する。最後にスプリントレトロスペクティブでプロセス自体を振り返り、次のスプリントの改善につなげる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)スクラムにおいて繰り返し実行するイベントのうち,ステークホルダに作業の結果をプレゼンテーションして,プロダクトゴールに対する進捗について話し合い,必要に応じてス…
正解:スプリントレビュー
要点:スプリントレビューは成果を示し進捗確認とスコープ調整を行う場
スプリントレビューは、スプリントの終わりに開発チームが完成したインクリメントをステークホルダに示し、フィードバックを得る場である。プロダクトゴールに対する進捗を確認し、今後何を作るかを話し合ってプロダクトバックログを調整する。作業の進め方を振り返るのはレトロスペクティブで、別のイベントである。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問50(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。