保守性の評価指標とは?ほしゅせいのひょうかしひょう
保守性の評価指標とは、故障からの直しやすさ・復旧させやすさを測る指標群。運用では平均修復時間(MTTR)や平均サービス回復時間(MTRS)を用い、直す対象そのものの見方としては循環的複雑度やモジュール間の結合度が使われる。可用性は信頼性と保守性の両方で決まる。
最終更新:2026-10-06
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同じ稼働率でも、故障しにくくして達成するのか、早く直せるようにして達成するのかで打ち手はまったく違う。前者は機器への投資、後者は手順・体制・部品在庫への投資になる。この二つを分けて測るために、信頼性とは別に保守性の指標が置かれている。JIS Q 20000-1のサービス可用性管理でも両者は別の知識として並ぶ。
具体例
稼働率99.9%なら年間の停止は約8.8時間まで。MTBFが1,000時間のシステムは年に約8.8回の故障を見込むことになり、1回あたりの復旧を平均1時間以内に抑える必要がある、という形で保守性の目標に落とす。
試験での引っ掛け
MTBF(平均故障間動作時間)や稼働率は信頼性・可用性の指標であって、保守性の指標ではない。MTTRとMTRSも別物で、MTRSは利用者から見てサービスが使える状態に戻るまでを測る。指標の帰属を入れ替えた選択肢に注意する。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
品質の定量的評価の指標のうち、ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
正解:(修正時間の合計)÷(修正件数)
要点:保守性は「1件当たりの修正にどれだけ時間がかかるか」で測る
保守性は、不具合や変更要求が生じたときにどれだけ容易に手を入れられるかを表す品質特性である。1件当たりの平均修正時間(修正時間の合計÷修正件数)は修正のしやすさを直接示すので、保守性の評価指標として適している。誤り密度は信頼性、移植に伴う変更行数の割合は移植性、改良要求の件数は利用者ニーズの充足度を示す指標である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。