ACID特性とは?あしっどとくせい
ACID特性とは、トランザクションが備えるべき四つの性質で、原子性(全部確定か全部取消しか)・一貫性・独立性(隔離性)・耐久性の頭字語。運用にとって効くのは原子性と耐久性で、障害復旧の場面では「確定していた処理は再起動後も残る(ロールフォワード)」「途中だった処理は必ず取り消される(ロールバック)」という保証がこれにあたる。
最終更新:2026-10-06
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障害はいつでも起きる。問題は落ちること自体ではなく、落ちた瞬間に処理が半分だけ進んだ状態が残り、復旧後に業務データの整合が取れなくなることである。中途半端な状態を人手で突き合わせて直すのは現実には不可能なので、確定と取消しの境目をデータベース側が引き受け、ログに記録してから応答を返す設計になった。運用が復旧手順書で「まずログから確定分を反映し、未確定分を戻す」と書けるのは、この性質が前提にあるからである。
具体例
Oracle Database は REDO ログ、PostgreSQL は WAL に変更を先に書いてからコミット応答を返す。停電でインスタンスが落ちても、起動時にこれらを読んで確定済み分を反映し、未完了分を取り消すため、運用手順としては起動を確認して整合性チェックを回すだけで済む。逆に、この仕組みが働くのは同じディスク上のログが無事な場合に限られる。
試験での引っ掛け
独立性は「同時に実行しない」という意味ではなく、同時に流しても1本ずつ順に流した場合と同じ結果に見えることを指す。運用側で多い誤りは「ACIDだから復旧できる、よってバックアップは軽くてよい」というもので、耐久性が守るのは記録済みログが読める範囲だけであり、ディスク障害や誤削除には効かない。RPOを決めるのはバックアップとレプリケーションであって ACID ではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。