ロールフォワードとは?
ロールフォワードとは、媒体障害などでデータベースを失った際、バックアップファイルを復元したうえで、更新後ログ(after image) を適用して障害直前の状態まで進める復旧処理。
ITサービスマネージャ試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ろーるふぉわーど
ロールフォワードの意味
媒体障害などでデータベースを失った際、バックアップファイルを復元したうえで、更新後ログ(after image) を適用して障害直前の状態まで進める復旧処理。
ロールフォワードの具体例
ディスク故障後、前夜のフルバックアップをリストアし、その後のログを順に適用して障害直前のコミット済み状態まで戻す。
ロールフォワードは試験でどう引っ掛けられる?
媒体障害からの回復に必要なのは「バックアップファイル+更新後ログ」。更新前ログだけでは復旧できない。
ロールフォワードと関連する用語
ロールフォワードが出た過去問
データベースのロールバック処理の説明はどれか。
正解:ログの更新前情報を用いて、トランザクション開始直前の状態にデータを復元させる。
要点:ロールバックは更新前情報で開始直前の状態へ戻す
ロールバックは、コミットされなかったトランザクションの更新を取り消し、そのトランザクションが始まる直前の状態へ戻す処理である。取り消すには更新前の値が必要なので、ログの更新前情報(ビフォアイメージ)を使う。これに対し、コミット済みの更新を障害直前の状態まで再現するのがロールフォワードで、こちらは更新後情報を用いる。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問13(IPA)WAL(Write Ahead Log)プロトコルの目的に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:何らかの理由でDBMSが停止しても、“コミット済みであるがデータベースに書き込まれていない更新データ”の回復を可能にする。
要点:WALは更新反映より先にログを確定させ回復を保証する
WAL(ログ先行書出し)は、データベースへの実際の更新反映より先にログを確定させるという規則である。これにより、コミット済みだがデータファイルへ未反映の更新でも、ログを読み直して再現(ロールフォワード)でき、障害後に確実に回復できる。ログさえ残っていれば回復できる、という点が目的の核心である。
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問21(IPA)媒体障害により停止したデータベースを回復するときに使用するデータとして、適切なものはどれか。
正解:データベースのバックアップコピーと、バックアップ取得以降に発生した全てのトランザクションのログデータ
要点:媒体障害はバックアップ復元+ログのロールフォワードで回復する
媒体障害はディスクなどの記憶媒体そのものが壊れ、データベースの内容が失われる障害である。この場合は、まずバックアップコピーから媒体上のデータベースを復元し、そこにバックアップ取得以降の更新ログ(更新後情報)をロールフォワードで反映して最新状態まで戻す。ログだけ、あるいはバッファやチェックポイントだけでは失われた本体を再構成できない。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。