NFVとは?えぬえふぶい
NFVとは、ファイアウォールやロードバランサ、ルータといったネットワーク機能を専用機器から切り離し、汎用サーバ上のソフトウェア(VNF)として動かす考え方。機器の調達を待たずに機能を増減でき、拠点の追加や攻撃を受けたときの増強を短時間で行える。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
ネットワーク機能が専用アプライアンスに固定されていた時代は、拠点を1つ増やすたびに筐体の調達・輸送・設置が必要で、需要の変化に数週間から数か月遅れて追いつく形だった。サーバ側は仮想化で柔軟になったのに、ネットワークだけが物理に縛られる不整合が残る。これを解消するため、通信事業者主導で機能をソフトウェアへ移す標準化が進んだ。
具体例
ETSIが仕様を策定し、NTTドコモやAT&Tが自社のコアネットワークへ導入している。FortinetのFortiGate-VMや、AWSのGateway Load Balancerの背後で動く仮想アプライアンスは、物理筐体版と同じ機能を仮想マシンとして起動する形をとる。
試験での引っ掛け
SDNとの取り違えが定番。SDNは制御(コントロールプレーン)を転送から分離して集中管理する考え方、NFVは機能そのものを専用機器から汎用サーバのソフトへ移す考え方で、狙う軸が違う。どちらか一方だけでも成立し、NFVの実現にSDNは必須ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
ETSI(欧州電気通信標準化機構)が提唱するNFV(Network Functions Virtualisation)に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ルータ,ファイアウォールなどのネットワーク機能を,汎用サーバを使った仮想マシン上のソフトウェアで実現する。
要点:NFVはネットワーク機能を汎用サーバ上のソフトで実現する
NFVは、ルータやファイアウォールなど専用機器で実現していたネットワーク機能を、汎用サーバ上の仮想マシンで動くソフトウェアとして実装する考え方である。機器調達を伴わずに機能の追加や増減ができ、柔軟性と経済性が高まる。経路制御を集中管理するSDNとは目的が異なる別の概念である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. ネットワーク管理 > (4) 仮想ネットワークに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。