要求実現とは?ようきゅうじつげん
要求実現とは、利用者からのサービス要求(アカウント発行・権限追加・情報提供など)を受け付けてから完了するまでを、標準化した手順と承認フローで処理するサービスマネジメントの活動。可能な範囲でセルフサービス化・自動化する。支援士試験では、権限付与の要求に上長承認と記録を必須にする、アクセス制御の入口として出る。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
サービスデスクにはパスワードリセットや権限追加のような「障害ではない依頼」が大量に届く。これをインシデントと同じ列で処理すると復旧を急ぐ動機が働き、承認を省いて権限を付けてしまう事故が起きる。要求実現は依頼を型にはめ、承認者・記録・処理期限を定めることで、迅速さと統制を両立させるために分けられた活動である。JIS Q 20000-1でもインシデントとサービス要求は区別して管理する。
具体例
ServiceNowのようなITSMツールで権限追加の申請をポータルから受け付け、上長とシステム所管部門の承認後にActive Directoryのグループ変更を自動反映し、申請から実施までの記録を残す。Microsoft Entra IDのアクセスパッケージも、申請・承認・期限付き付与を標準化した要求実現の実装例である。
試験での引っ掛け
サービス要求は「障害ではない依頼」なので、目標は復旧時間ではなく完了までの標準所要時間で定める。インシデントと一緒に集計すると一次解決率や平均復旧時間の分母が壊れる。セルフサービス化は承認を省くことではなく承認を仕組みに埋め込むことで、権限付与の承認記録はアクセス制御の監査証跡になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。