段階的詳細化(漸進的詳細化)とは?だんかいてきしょうさいか
段階的詳細化(漸進的詳細化)とは、情報が乏しい段階では計画を粗い粒度で定め、進行に伴って判明した事実を織り込みながら順に具体化していく進め方。プロジェクトの本質的な性質とされ、初期の見積りには幅があることを前提に管理する考え方につながる。構造化設計で機能を上位から順に階層分解していく手法を指す語としても使われる。
最終更新:2026-10-06
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着手前にすべてを見通せるという前提で立てた計画は、判明した事実と食い違ったときに計画違反として扱われ、修正の判断が遅れる。不確実性が高いのは能力の問題ではなく情報が足りない時期の必然である、と置き直すことで、幅を持った見積りの提示と、時期を追った精度の向上を正当な手続として扱えるようになる。
具体例
PMIのPMBOKガイドは、見積りの精度が段階とともに上がる前提を示している。企画時点の概算を−25%〜+75%の幅で示し、要件定義後に−10%〜+25%、基本設計後に±10%へ絞る。幅が縮まるたびに関係者へ提示し直せば、後からの増額が約束違反として受け取られにくい。
試験での引っ掛け
ローリングウェーブ計画法との区別が問われる。段階的詳細化は性質や考え方を指し、ローリングウェーブは直近を詳細に先を粗く保つ具体的な計画技法である。企画時点の概算をそのまま最終予算として扱う運用は、この性質を無視した誤りとして出題される。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. システム要件定義・ソフトウェア要件定義 > (8) 業務分析や要件定義に用いられる手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。