利害関係者のニーズ及び期待とは?りがいかんけいしゃのにーずおよびきたい
利害関係者のニーズ及び期待とは、ISMS(JIS Q 27001)の要求事項の一つで、顧客・取引先・株主・従業員・監督官庁・委託先など組織の情報セキュリティに関わる相手が何を求めているかを把握し、そのうちどれを自組織の要求事項として取り込むかを決めて、適用範囲や情報セキュリティ方針に反映すること。法令や契約で課される要求、業界基準への準拠要求も含まれる。守る対象と水準は自社の都合だけでは決まらない、という考え方が土台にある。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
情報セキュリティの水準を自社の判断だけで決めると、取引先の監査で不足を指摘されたり、法令の報告義務を知らずに違反したりする。逆に全部の要求を丸のみすると対策費が際限なく増える。だからまず誰が何を求めているかを一覧にし、取り込む要求を組織が選ぶ手順が置かれた。支援士の科目Bでは、方針や適用範囲を決める場面で、取引先の要求と法令をどう要求事項に落とすかが問われる。
具体例
自動車部品メーカーなら、日本自動車工業会・日本自動車部品工業会の「サイバーセキュリティガイドライン」に基づく取引先からの年次自己評価の要求、クレジットカード情報を扱うならカード会社経由のPCI DSS準拠要求、個人情報保護委員会への漏えい報告義務を一覧化し、どれを適用範囲と方針に取り込むかを経営層が決める。
試験での引っ掛け
利害関係者は顧客だけではなく、従業員・監督官庁・委託先・委託元も含む。またすべての要求をそのまま受け入れるのではなく、どれを要求事項として取り込むかを組織が判断する点が要で、「要求は全部満たさなければならない」と読むと誤り。ニーズ及び期待の把握は適用範囲の決定より前に行う。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。