リスクコミュニケーションとは?りすくこみゅにけーしょん
リスクコミュニケーションとは、関係者と双方向に情報をやり取りし、リスクの大きさと対応方針について共通の認識をつくる活動。JIS Q 31000 ではリスクマネジメントの全工程に伴走する要素と位置づけられ、経営層・利用部門・委託先・顧客・監督官庁までが相手になる。伝えて終わりではなく、返ってきた懸念を対応計画へ戻す往復が本体である。
最終更新:2026-10-06
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残留リスクを受け入れるかどうかは、技術部門だけでは決められない。損失を負うのは事業側であり、費用を承認するのは経営層だからである。現場の実態を聞かずに規程だけを配ると、業務が回らないため抜け道が使われ、統制が形だけになる。インシデントが起きた後も、利用者や取引先へ何をどこまで伝えるかで被害の広がり方が変わるため、平時から往復の経路を作っておく必要がある。
具体例
個人情報の漏えいでは、改正個人情報保護法により個人情報保護委員会への速報と本人への通知が義務づけられている。何をいつ誰が伝えるかを平時に決め、対象者からの問合せで判明した実態を再発防止策へ反映するところまでが一連のやり取りになる。
試験での引っ掛け
社内教育や周知とは目的が異なる。教育は知識を身に付けさせる一方向の働きかけで、こちらは相手の判断材料を引き出して合意を作る双方向の活動である。事後の説明に限られるクライシスコミュニケーションとも別で、リスクが顕在化する前から続けるものだという点も押さえる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (2) リスク分析と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。