波長分割多重とは?はちょうぶんかつたじゅう
波長分割多重とは、1本の光ファイバに波長の異なる複数の光を同時に流し、回線を多重化する方式。波長の間隔が広く温度制御が要らない安価なCWDM(粗波長分割多重)と、間隔を詰めて多重度を上げた長距離向けのDWDM(高密度波長分割多重)に分かれる。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
光ファイバの敷設費は距離に比例して重く、需要が伸びるたび掘り直すのは現実的でない。一方で1本のファイバが通せる帯域は使い切られていなかった。そこで「線を増やす」代わりに「同じ線で色を増やす」方向へ拡張したのがWDMで、電気信号へ戻さず光のまま合波・分波できる点が費用面で効く。
具体例
通信事業者の長距離区間やデータセンター間接続では、既設のファイバのまま波長を追加して容量を増やす。1波長あたり100Gビット/秒級の信号を数十波重ねる構成が実用化されており、掘削工事なしで容量を数十倍にできる。
試験での引っ掛け
時間を細かく区切って割り当てるTDM(時分割多重)や、電気信号の周波数帯を分けるFDMと混同しやすい。WDMが分けるのは時間ではなく光の波長で、原理としてはFDMの光版にあたる。多重度が高いのはDWDMのほうで、CWDMと逆に覚えないこと。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 4. 通信に関する理論 > (1) 伝送理論に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。