パレート図とは?ぱれーとず
パレート図とは、項目ごとの件数を多い順に並べた棒グラフに、累積比率の折れ線を重ねた図。上位のわずかな項目が全体の大部分を占めることを一目で示し、どこから手を付けるかという重点指向の判断に使う。売上や在庫をA・B・Cに区分するABC分析の土台にもなる。
最終更新:2026-10-10
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不良や苦情の原因は数が多く、全部に同じだけ人手をかけると、件数の少ない原因の対策に時間を取られて成果が出ない。少数の要因が結果の大半を生むという経験則(イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートに由来)を図にして、限られた改善の労力をどこへ配分するかを関係者で共有するために使う。
具体例
店舗で返品理由を「サイズ違い」「傷・汚れ」「イメージ違い」…と件数の多い順に並べ、累積の折れ線が上位2項目で80%に達すると分かれば、その2つに人員を寄せる判断を数字で説明できる。
試験での引っ掛け
同じ棒グラフのヒストグラムとの取り違えが定番。ヒストグラムは値の範囲の順に並べてばらつきの形を見る図、パレート図は件数の多い順に並べ替えて累積比率の折れ線を添える図で、並び順が決め手になる。原因を洗い出す特性要因図とも役割が違う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)
パレート図の使用が最も適切である分析対象はどれか。
正解:品質不良の要因ごとの構成比率
要点:パレート図は要因を件数順に並べ重点対策先を絞る図
パレート図は、項目ごとの件数を大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図である。どの要因が全体の大部分を占めるかが一目で分かるため、品質不良の原因を重要度順に整理し、優先して対策すべき項目を絞り込む用途に適している。上位少数の要因が全体の大半を占めるという重点指向の考え方を支える道具である。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問23(IPA)解説で登場
ABC分析の説明として、適切なものはどれか。
正解:優先的に管理すべき対象を明確にするために、売上金額などの累積構成比を基に重要度のランク付けを行う手法
要点:ABC分析は累積構成比で重点管理対象を絞る
ABC分析は、売上金額などの大きい順に項目を並べ、累積構成比を計算してA・B・Cのランクに分ける手法である。全体への寄与が大きい少数の項目を見つけ、そこへ管理の労力を集中させる考え方で、パレートの法則が背景にある。パレート図を用いて視覚化することが多い。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)
パレート図の説明として,適切なものはどれか。
正解:分類項目別に分けたデータを件数の多い順に並べた棒グラフで示し,重ねて総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで示した図
要点:パレート図=件数順の棒グラフ+累積比率の折れ線
パレート図は、分類項目ごとの件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線グラフで重ねた図である。上位の少数の項目が全体の大部分を占めるという傾向を読み取れるため、ABC分析と組み合わせて重点的に対策すべき項目を絞り込む場面で使われる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)
ABC分析で使用する図として、適切なものはどれか。
正解:パレート図
要点:ABC分析で使う図はパレート図
ABC分析は売上や在庫などの金額が大きい順に項目を並べ、累積比率をもとにA・B・Cのグループへ分けて重点管理する手法である。このとき使うのが、棒グラフで各項目の値を降順に示し、折れ線で累積比率を重ねたパレート図である。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問44(IPA)解説で登場
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (2) 業務分析と業務計画に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。