折れ線グラフとは?おれせんぐらふ
折れ線グラフとは、横軸に時間などの連続した目盛りをとり、各時点の値を点で打って線で結んだグラフ。値そのものの大小よりも、増えているか減っているかという変化の向きと勢いを読ませることに向く。棒グラフと重ねて、金額を棒で、比率や単価の推移を折れ線で表す複合グラフの形もよく使われる。
最終更新:2026-10-10
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数字を表のまま並べても、上がり調子なのか頭打ちなのかは読み手が計算し直さないと分からない。時間の流れを横軸に固定して線でつなぐと、傾きという見た目の情報がそのまま変化の速さを表すため、説明を受ける側が一目で判断できる。一方で、縦軸の目盛りの取り方ひとつで傾きの印象が変わるため、作る側の誠実さが問われる図でもある。
具体例
総務省統計局が公表する消費者物価指数は、月ごとの値を折れ線で示すことで、水準そのものより上昇が続いているのか落ち着いたのかが読み取れる形になっている。社内でも、月次の売上と来店客数を同じ折れ線で並べれば、売上の増加が客数と単価のどちらによるかを切り分けられる。
試験での引っ掛け
用途の取り違えが定番で、項目どうしの大小比較は棒グラフ、構成比は円グラフや帯グラフ、ばらつきの分布はヒストグラム、2項目の関係は散布図が適する。折れ線が担うのは推移である。また縦軸を0から始めずに途中で切ると変化が実際より大きく見えるため、誤解を招くグラフの典型として出題される。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)
品質の目標に対し,不良が多く発生しているシステム開発プロジェクトがある。重点的に解消すべき課題を明らかにするために,原因別に不良の発生件数を調べ,図で表すことに…
正解:パレート図(棒グラフと累積比率の折れ線グラフの組合せ)
要点:重点原因の特定はパレート図(降順の棒+累積折れ線)
パレート図は、項目別の件数を大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図で、どの原因が全体の大部分を占めるかが一目で分かる。重点的に取り組むべき少数の原因を選び出す用途に適している。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問8(IPA)
不良品や故障、クレームなどの件数を原因別や状況別に分類し、それを大きい順に並べた棒グラフと、それらの累積和を折れ線グラフで表した図はどれか。
正解:パレート図
要点:パレート図は降順の棒と累積折れ線で重点項目を絞る
件数を原因別・状況別に分類し、多い順に棒グラフで並べたうえで累積比率を折れ線で重ねた図はパレート図である。上位のわずかな項目が全体の大半を占める傾向を読み取り、優先して対処すべき原因を絞り込むために使う。QC七つ道具の一つで、重点指向の代表的な道具である。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)
コールセンタの顧客サービスレベルを改善するために,顧客から寄せられたコールセンタ対応に関する苦情を分類集計する。苦情の多い順に,件数を棒グラフ,累積百分率を折れ…
正解:パレート図
要点:パレート図は棒と累積折れ線で重点項目を見極める
件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図はパレート図です。上位の少数の項目が全体の大部分を占めるという傾向を可視化でき、どの苦情から手を付ければ効果が大きいかという優先順位の判断に使えます。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問51(IPA)
システム開発プロジェクトにおいて、テスト中に発見された不具合の再発防止のために不具合分析を行うことにした。テスト結果及び不具合の内容を表に記入し、不具合ごとに根…
正解:パレート図
要点:パレート図は頻度順の棒と累積折れ線で主要因を示す
パレート図は、項目ごとの件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねて描く図です。全体に占める影響が大きい少数の要因を見つけ出す用途に適しており、不具合の根本原因を頻度順に整理して主要因を特定する今回の分析にそのまま当てはまります。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (2) 業務分析と業務計画に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。