データセンタとは?でーたせんた
データセンタとは、サーバやネットワーク機器をまとめて収容するための専用施設。大容量の受電設備と自家発電機、冗長化した空調、耐震構造、消火設備、生体認証による入退室管理と監視カメラを備え、機器を止めずに動かし続けることと、物理的な侵入から守ることに特化している。自社のオフィスに置くより高い可用性を得られる。
最終更新:2026-10-10
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サーバをオフィスの一室に置くと、停電・空調の停止・水漏れ・盗難・持ち出しといった、システムの中身とは関係のない理由で簡単に止まる。かといって各社が自前で発電機と冗長空調を備えるのは費用に見合わない。設備を1か所に集約して多くの利用者で分け合うことで、高い水準の設備を現実的な費用で使えるようにしたのがデータセンタである。
具体例
さくらインターネットの石狩データセンターは、北海道の冷たい外気を空調に取り込むことで冷却にかかる電力を抑えている。クラウドサービスも実体はこうした施設の集まりで、利用者が「東京リージョン」を選ぶという操作は、どの地域のデータセンタで動かすかを選んでいることになる。
試験での引っ掛け
ハウジングとホスティングの取り違えが定番。ハウジング(コロケーション)は設置場所と電源・回線を貸すもので、機器は利用者の所有物。ホスティングは事業者が持つ機器そのものを貸す。誰が機器を所有するかが分かれ目になる。また施設が冗長でも、アプリケーションの不具合や操作ミスによる停止までは防げない点も押さえる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問6(IPA)解説で登場
ハウジングサービスについて説明したものはどれか。
正解:サービス提供事業者が、利用者の通信機器やサーバを自社の建物内に設置し運用するサービス
要点:ハウジングは自前の機器を事業者の施設に置く預かり型
ハウジングサービスは、利用者が所有するサーバや通信機器を事業者のデータセンタに預かり、電源・空調・回線・耐震などの設備と運用環境を提供するものである。機器の所有者が利用者側にある点が特徴で、事業者が自社の機器を貸し出すホスティングサービスとは所有関係が逆になる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問22(IPA)解説で登場
ハウジングサービスを利用することによって得られる効果として、最も適切なものはどれか。
正解:自社サーバによるサービス提供に必要なネットワークや施設に関する費用を低減することができる。
要点:ハウジングは自社サーバを預け施設費用を抑える
ハウジングサービスは、事業者の用意した設備の一角を借りて、利用者が自分で用意したサーバ機器を設置・運用するサービスである。電源や空調、耐震設備、回線といった施設面を事業者が提供するため、自前でデータセンタ相当の環境を整える費用を抑えられる。サーバ機器そのものやアプリケーションは利用者側の資産であり続ける点が、ホスティングやASPとの違いである。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問23(IPA)解説で登場
A社はB社に対してハウジングサービスを提供している。A社とB社の役割分担として適切なものはどれか。
正解:サーバなどの機器の所有:B社/機器の設置施設の所有:A社/アプリケーションソフトウェアの開発:B社/システムの運用:B社
要点:ハウジングは場所貸し(機器は利用者)、ホスティングは機器ごと貸す
ハウジングサービスは、事業者が用意した施設(データセンタ)の場所・電源・回線を貸し、利用者は自分で用意した機器をそこに設置する形態である。したがって設置施設は提供側のA社が所有し、機器の所有・アプリケーションの開発・運用は利用側のB社が担う。機器まで事業者が用意する形態はホスティングサービスと呼ばれ、区別が問われやすい。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問46(IPA)
データセンタなどの施設において、複数の機器類の保守性や設置効率を高めるために使用するものはどれか。
正解:サーバラック
要点:サーバラックは機器を集約して設置効率と保守性を高める
サーバラックは、サーバやネットワーク機器を規格化された寸法で段積みに収納する筐体である。機器を集約して設置面積を節約でき、配線の整理や機器の抜き差しも容易になるため、設置効率と保守性の向上に役立つ。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。