テストデータ法とは?てすとでーたほう
テストデータ法とは、システム監査(仕組みが正しく動いているかを第三者が確かめること)で使う技法の一つ。監査人が、結果が分かっているデータ(正しいデータと、わざと誤りを含めたデータ)を用意してプログラムに処理させ、出てきた結果が予想どおりかを見て、プログラムの処理が正しいか、誤りをはじく仕組みがあるかを確かめる。
最終更新:2026-10-10
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監査人が規程を読んだり担当者に聞いたりするだけでは、プログラムが本当に正しく計算しているかは分からない。実際にデータを流して結果を比べれば、処理の正しさを証拠として示せる。ITパスポートでは、監査人が証拠を集める手段(ヒアリング・資料の閲覧など)の一つとして出る。
具体例
通販会社の受注システムを監査するとき、数量に「-5」、日付に「2月30日」、限度額を超える金額を入れたデータを処理させ、どれもエラーとしてはじかれるかを確かめる。はじかれずに登録されれば、入力チェックが足りないと指摘する。
試験での引っ掛け
「本番で動いているシステムに監査用のプログラムを組み込み、実際のデータを常に見張る」のは監査モジュール法で、テストデータ法ではない。テストデータ法は監査人が用意したデータを使う。また、開発者が品質を確かめるためのテスト(単体テストなど)とは、監査のための手段という目的が違う。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)解説で登場
a~dのうち,システム監査人が,合理的な評価・結論を得るために予備調査や本調査のときに利用する調査手段に関する記述として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか…
正解:b, c, d
要点:監査の調査手段はヒアリング・文書閲覧・CAAT
システム監査人が証拠を集める手段には、関係者へのヒアリング、規程や記録などの資料・文書の閲覧、そしてテストデータ法(用意したデータで処理結果を確かめる)や監査モジュール(システムに組み込む監査用プログラム)といったコンピュータ利用監査技法(CAAT)があります。したがってb・c・dが該当します。EAは業務とシステムの全体最適を図る設計の枠組みであって、監査の調査手段ではありません。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。