監査技法とは?かんさぎほう
監査技法とは、システム監査における監査技法とは、監査人が証拠を集めるために使う手立てのことである。データの発生から入力・処理・出力までを順に追いかけるウォークスルー法、複数の記録や証憑を照らし合わせて一致を確かめる突合、担当者から聞き取って実態をつかむインタビュー法、あらかじめ用意した項目を順に確かめるチェックリスト法がある。
最終更新:2026-10-10
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監査人はその業務の担当者ではないので、「決められたとおりにやっています」という説明だけでは判断できない。必要なのは、後から別の人が確かめても同じ結論になる証拠である。だから、記録を突き合わせる、実際の流れをたどる、といった型を決めておき、どの技法で何を確かめたかを監査調書に残す。技法が並んでいるのは、確かめたい対象によって、証拠として強いものが変わるからである。
具体例
通販の受注業務であれば、注文がWebから入ってから在庫の引当、出荷指示、請求までを、実際の画面と帳票をたどって各段階の確認の仕組みを見ていくのがウォークスルー法にあたる。売上の記録と銀行の入金明細を1件ずつ照らして一致を見るのが突合、担当者に手順を聞くのがインタビュー法である。
試験での引っ掛け
ウォークスルーは同じ名前で分野の違う2つの意味がある。システム開発では、作成者が関係者を集めて設計書やプログラムを説明し誤りを指摘してもらうレビュー技法を指し、システム監査では、データと処理の流れを追跡する監査技法を指す。設問がどちらの分野の話かで読み分ける。また、関係者が集まって思い付くリスクを自由に出し合う手法はブレーンストーミングであり、ウォークスルーではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)
a~dのうち,システム監査人が,合理的な評価・結論を得るために予備調査や本調査のときに利用する調査手段に関する記述として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか…
正解:b, c, d
要点:監査の調査手段はヒアリング・文書閲覧・CAAT
システム監査人が証拠を集める手段には、関係者へのヒアリング、規程や記録などの資料・文書の閲覧、そしてテストデータ法(用意したデータで処理結果を確かめる)や監査モジュール(システムに組み込む監査用プログラム)といったコンピュータ利用監査技法(CAAT)があります。したがってb・c・dが該当します。EAは業務とシステムの全体最適を図る設計の枠組みであって、監査の調査手段ではありません。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。