イーサネットとは?イーサネット
イーサネットは、有線LANで最も広く使われている通信規格であり、ケーブルの規格や信号の送り方、データの送受信手順などを標準化したものである。LANケーブルとコネクタの形状、通信速度(100Mbps=1秒間に1億ビット、1Gbps=1秒間に10億ビットなど)、データを送るときのひとまとまりの単位(フレーム)の形式といった仕様が定められている。そのため、異なるメーカーの機器同士でも同じイーサネット規格に対応していれば問題なく接続・通信できる。企業のオフィスや家庭内で見かける有線LANのほとんどはこのイーサネット規格に基づいて構築されている。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
職場でパソコンとネットワーク機器をケーブルでつなぐとき、機器ごとに端子の形も信号の送り方も違えば、メーカーを選ぶたびに専用の機器でそろえなければならない。つなぎ方の約束を共通の規格に決めておけば、どのメーカーの機器でも同じケーブルを差し込むだけで通信できる。
具体例
オフィスのパソコンと、複数の機器をつなぐ中継の機器(スイッチングハブ)をLANケーブルでつなぐ際、双方がイーサネット規格に準拠しているため、特別な設定なしに通信が可能になる。
試験での引っ掛け
無線LANの規格(IEEE802.11シリーズ。Wi-Fiとして知られる)と混同されやすいが、イーサネットは主に有線LANの規格を指す点に注意する。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問52(IPA)
通信事業者が自社のWANを利用して、顧客の遠く離れた複数拠点のLAN同士を、ルータを使用せずに直接相互接続させるサービスはどれか。
正解:広域イーサネット
要点:広域イーサネットは拠点のLAN同士をそのまま接続する
広域イーサネットは、通信事業者の網を使って離れた拠点のLAN同士をイーサネットのレベルでつなぐサービスである。拠点間が同じLANの延長のように扱えるため、接続にルータを介する必要がなく、IP以外のプロトコルも通せる柔軟さがある。ISDNは回線交換方式のデジタル通信網、PoEはLANケーブルで給電する技術、インターネットは不特定多数が接続する公衆網である。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問50(IPA)解説で登場
建物の中など、限定された範囲内を対象に構築する通信ネットワークはどれか。
正解:LAN
要点:LANは構内など限定範囲、WANは拠点間の広域ネットワーク
LAN(Local Area Network)は、事業所や建物、フロアといった限られた範囲に構築されるネットワークである。これに対しWANは、離れた拠点同士を通信事業者の回線で結ぶ広い範囲のネットワークを指す。IP-VPNや広域イーサネットは、通信事業者が提供する拠点間接続サービスであり、WANに分類される。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問19(IPA)
イーサネットのLANや無線LANなどに関する標準化活動を推進している,米国の学会はどれか。
正解:IEEE
要点:LAN規格の標準化はIEEE(802シリーズ)
IEEE(米国電気電子学会)は、有線LANのIEEE 802.3や無線LANのIEEE 802.11など、LAN関連規格の標準化を進めている米国の学会である。ほかの選択肢は、国際標準化機関やWeb技術の団体、インターネット資源管理の団体であり、学会ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。