SWOT分析とは?すうぉっとぶんせき
SWOT分析とは、自社の強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)と、自社を取り巻く機会(Opportunities)・脅威(Threats)の4つに情報を振り分け、戦略の方向を検討する手法。前の2つは自社で変えられる内部環境、後の2つは自社では変えられない外部環境という切り分けが土台になる。
最終更新:2026-10-10
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自社の事情だけを見て戦略を組めば市場の変化に取り残され、市場だけを見れば実行できない絵になる。内と外、有利と不利という2つの軸でいったん機械的に振り分ければ、思い込みや見落としに気づきやすくなる。ITパスポートのストラテジ系では3C分析やPPMと並ぶ環境分析の代表として、示された事象がどの枠に入るかを判別させる形で問われる。
具体例
回転寿司のくら寿司なら、強みは製造工程の自動化で支える低価格、弱みは原材料や人件費の上昇が利益に響きやすい価格帯、機会は訪日観光客の増加、脅威は水産資源の価格変動。強みを機会にぶつけて多言語対応の注文端末を広げる、といった打ち手が導かれる。
試験での引っ掛け
内部環境と外部環境の取り違えが最も多い誤り。判定は「自社の努力で動かせるか」で行い、円安や法改正、競合の値下げは動かせないので機会か脅威に入る。またSWOTは現状を整理する枠にすぎず、それ自体は戦略ではないという方向でも問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問16(IPA)
SWOT分析で把握できるものはどれか。
正解:経営環境
要点:SWOT分析は内部と外部の経営環境を四象限で把握する
SWOT分析は、自社の強み・弱みという内部環境と、機会・脅威という外部環境の四つの観点から現状を整理する手法である。把握できるのはあくまで経営環境の姿であり、そこから戦略や目標を導くのは次の段階にあたる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問26(IPA)
企業の経営戦略策定に使用されるSWOT分析において、外部環境分析の観点はどれか。
正解:機会・脅威
要点:SWOTの外部環境は機会と脅威、内部環境は強みと弱み
SWOT分析は、自社の内部環境を強み(Strength)と弱み(Weakness)、自社を取り巻く外部環境を機会(Opportunity)と脅威(Threat)に整理して戦略を検討する手法である。したがって外部環境分析の観点は機会と脅威となる。強み・弱みは内部環境の観点であり、資源・技術や市場・顧客はSWOTの4区分そのものではない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問97(IPA)
事業戦略立案に関する記述。健康食品メーカのS社の企画部では、健康菓子事業の戦略立案を進めており、自社の状況を、SWOT分析での強み、弱み、機会、脅威に分類して認…
正解:(1)をb、(2)をcに入れる
要点:SWOTは内部か外部か、有利か不利かの2軸で分ける
SWOT分析は、自社でコントロールできる内部環境か、そうでない外部環境かという軸と、有利か不利かという軸で状況を整理する。営業拠点数が他社より少ないのは自社の状態であり不利な面なので、内部環境かつ不利な面の区分に入る。競合他社の撤退は自社の外で起きた出来事であり有利に働くので、外部環境かつ有利な面の区分に入る。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問18(IPA)
SWOT分析で用いる四つの視点の一つである“脅威”になり得る事例はどれか。
正解:輸出企業D社:為替レートが円高基調で推移している。
要点:SWOTの機会・脅威は外部要因、強み・弱みは内部要因
SWOT分析では、強み・弱みを自社内部の要因、機会・脅威を自社では制御できない外部環境の要因として整理する。技術力やモチベーション、ブランド好感度は自社に起因する内部要因なので弱みに分類される。為替相場の動向は外部環境の変化であり、輸出企業にとって円高は不利に働くため脅威にあたる。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 9. 経営戦略手法 > (1) 経営情報分析手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。