NULL値とは?ヌルち
NULL値は、データベースのある列に値が存在しない、あるいは未入力・不明であることを表す特別な値である。数値の0や、文字が1つも入っていない空文字列とは明確に異なる概念であり、「値がまだ分からない」「その項目は該当しない」という状態を表現するために使われる。表の行(レコード)を1つに特定するための列(主キー)では、NULLを許可しない制約(NOT NULL制約)を設定するのが一般的である。また、NULLを含む列の比較や集計計算では、通常の値とは異なる特別な扱いになる点に注意が必要である。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
顧客名簿に電話番号の欄があっても、まだ聞けていない人もいれば、そもそも持っていない人もいる。0や空白で埋めてしまうと、「番号が0」「空白を入力した」という別の意味になり、集計や検索で本物のデータと区別がつかない。そこで「値が無い・分からない」ことだけを表す専用の印が必要になった。
具体例
顧客テーブルの「電話番号」列で、まだ電話番号を登録していない顧客のレコードにはNULLが入り、「不明」であることを表す。
試験での引っ掛け
NULLは「0」や空文字列とは別物で、「値が無い・分からない」ことを表す点がよく出題される。0と同じつもりで扱うと、比較や集計の結果を取り違える。
関連用語
出た過去問
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問64(IPA)
関係データベースの主キーに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:主キーの値として、NULLをもつことができない。
要点:主キーは重複もNULLも許されない
主キーは行を一意に識別するための列であるから、重複した値を持てず、値が存在しないことを表すNULLも許されない。これを実体整合性という。複数の列を組み合わせて主キーとすることは可能(複合キー)で、表同士の関係付けには外部キーも用いられる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問86(IPA)
中問A(問85の続き):特定の質問項目の評価が低い顧客のアンケートを基にどのような傾向があるかを分析するために,図1のワークシートに,指定した質問項目の評価が2…
正解:IF(表引き($B3:$G3, 1, $K$204) ≦ 2, B3, null)
要点:表引きは範囲・行番号・列番号の順で値を取り出す
表引きは指定した範囲から行番号・列番号で値を取り出す関数で、ここでは1行分の範囲B3:G3から、K204で指定した項目番号の列を取り出す。したがって行番号は1、列番号はK204となる。その値が2以下なら抽出対象としてB3の評価を返し、そうでなければ空値を返す。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。