表面利率とは?ひょうめんりりつ
表面利率とは、クーポンレートともいい、債券の額面金額に対して1年間に支払われる利子の割合。発行時に決まり、原則として償還まで変わらない。実際に受け取る利子の額は「額面金額×表面利率」で決まり、購入価格がいくらであっても影響を受けない。
FP3級を最短で暗記・合格する →表面利率の具体例は?
額面100万円・表面利率0.5%の債券なら、購入価格が98万円でも102万円でも、毎年受け取る利子は5,000円で同じ。買った値段が安いほど、同じ利子でも投資額に対する実入りの割合(利回り)は高くなる。
表面利率は試験でどう引っ掛けられる?
表面利率と利回りの混同が最大の落とし穴。表面利率は額面に対する割合で固定、利回りは購入価格に対する割合で買った値段によって変わる。市場金利が動いても表面利率は変わらない。
表面利率と関連する用語は?
表面利率が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問13(IPA)
残存期間や表面利率(クーポンレート)等の他の条件が同一であれば、一般に、格付の高い債券ほど利回りが高く、格付の低い債券ほど利回りが低い。
正解:誤り(×)
要点:格付が低い債券ほど利回りは高い
誤りです。高いと低いが逆になっています。格付は債券を発行した国や企業がきちんとお金を返せるかの評価で、格付が低い=返してもらえない危険が大きいほど、買ってもらうために高い利回りを付けなければなりません。逆に格付の高い債券は安全な分、利回りは低くなります。危険と見返りは釣り合う、という投資の基本どおりです。なお格付が引き下げられると、その債券の価格は下がり利回りは上がります(価格と利回りは逆に動く)。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問41(IPA)
表面利率(クーポンレート)2%、残存期間5年の固定利付債券を額面100円当たり104円で購入した場合の最終利回り(年率・単利)は、( )である。なお、税金等は考…
正解:1.15%
要点:額面より高く買えば利回りは表面利率より低い
最終利回りは、途中で買った債券を満期(償還)まで持ち続けたときの1年あたりのもうけを、買った金額に対する割合で表したものです。計算は「(毎年の利息+(額面-購入価格)÷残存年数)÷購入価格×100」。利息は2円、値下がり分は(100-104)÷5=-0.8円なので、(2-0.8)÷104×100=1.153…で約1.15%。額面100円のものを104円で買うと満期に4円損するため、表面利率2%より利回りは低くなります。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問8(IPA)解説で登場
下記<資料>の債券の応募者利回り(単利・年率)として、正しいものはどれか。なお、税金や手数料等は考慮しないこととし、計算結果については小数点以下第3位を四捨五入…
正解:1.09%
要点:利回り=(利息+1年あたり償還差損益)÷購入価格
応募者利回りは「新しく発行された債券を発行時に買い、償還まで持ち続けた」ときの利回り。まず1年あたりの収益を出す:表面利率1.20円+(額面100円−発行価格100.50円)÷5年=1.20−0.10=1.10円。これを実際に払った金額である発行価格100.50円で割る:1.10÷100.50×100=1.0945…。小数点以下第3位を四捨五入して1.09%。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。