期待収益率とは?きたいしゅうえきりつ
期待収益率とは、将来得られると予想される収益率の平均値。ポートフォリオ全体の期待収益率は、組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均して求める。相関係数の影響を受けるリスク(標準偏差)とは違い、単純な加重平均で計算できる点が特徴。
FP3級を最短で暗記・合格する →期待収益率の具体例は?
期待収益率5%の株式を60%、1%の債券を40%組み入れたポートフォリオの期待収益率は、5%×0.6+1%×0.4=3.4%。1,000万円を運用するなら年34万円程度が見込み、という目安が立てられる。
期待収益率は試験でどう引っ掛けられる?
ポートフォリオの期待収益率は加重平均だが、ポートフォリオのリスク(標準偏差)は加重平均にならず、相関係数によっては各資産の加重平均より小さくなる。ここが分散投資の効果そのもので、頻出。
期待収益率と関連する用語は?
期待収益率が出た過去問は?
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問43(IPA)
A資産の期待収益率が2.0%、B資産の期待収益率が5.0%の場合に、A資産を40%、B資産を60%の割合で組み入れたポートフォリオの期待収益率は、( )である。
正解:3.8%
要点:期待収益率は投資割合で加重平均
ポートフォリオ(組み合わせ)の期待収益率は、各資産の期待収益率を投資割合で重みづけして足すだけです。2.0%×0.4+5.0%×0.6=0.8%+3.0%=3.8%となります。単純平均の3.5%にしない点が要注意で、割合の大きいB資産(5.0%)に引っ張られるぶん3.5%より高くなる、と当たりをつけられます。なおリスク(標準偏差)はこのような単純な加重平均にはならず、値動きの相関次第で下がるのが分散投資の効果です。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問43(IPA)
ポートフォリオの期待収益率は、組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値( ① )、ポートフォリオのリスク(標準偏差)は、ポートフォリオに組み入れた…
正解:① となり ② 以下となる
要点:リターンは加重平均、リスクは加重平均以下
ポートフォリオ(複数資産の組み合わせ)の期待収益率は、各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値そのものになります。一方リスク(標準偏差)は、値動きの異なる資産を混ぜると値動きが打ち消し合うため、加重平均した値以下になります。加重平均と等しくなるのは、値動きが完全に同じ方向(相関係数+1)のときだけ。この「リターンは平均どおり、リスクは平均以下」が、分散投資が有利とされる理由です。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。