標準偏差とは?ひょうじゅんへんさ
標準偏差とは、収益率が平均からどれだけばらつくかを示す数値で、投資の世界ではこれを「リスク」と呼ぶ。数値が大きいほど値動きの振れ幅が大きい。期待収益率5%・標準偏差10%なら、およそ3分の2の確率で収益率が-5%〜+15%の範囲に収まると読む。
FP3級を最短で暗記・合格する →標準偏差の具体例は?
同じ期待収益率5%でも、標準偏差3%のバランス型と20%の新興国株式型では体感がまるで違う。1,000万円で後者を持つと、1年で200万円以上増減することもある。眠れなくなる幅かどうかで商品を選ぶ。
標準偏差は試験でどう引っ掛けられる?
投資におけるリスクは「損をする危険」ではなく「収益率のばらつき」を指す。上振れもリスクに含まれる点が言葉の感覚とずれる。また標準偏差が大きいほどリスクが大きい、という向きも確認しておく。
標準偏差と関連する用語は?
標準偏差が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問43(IPA)解説で登場
A資産の期待収益率が2.0%、B資産の期待収益率が5.0%の場合に、A資産を40%、B資産を60%の割合で組み入れたポートフォリオの期待収益率は、( )である。
正解:3.8%
要点:期待収益率は投資割合で加重平均
ポートフォリオ(組み合わせ)の期待収益率は、各資産の期待収益率を投資割合で重みづけして足すだけです。2.0%×0.4+5.0%×0.6=0.8%+3.0%=3.8%となります。単純平均の3.5%にしない点が要注意で、割合の大きいB資産(5.0%)に引っ張られるぶん3.5%より高くなる、と当たりをつけられます。なおリスク(標準偏差)はこのような単純な加重平均にはならず、値動きの相関次第で下がるのが分散投資の効果です。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問43(IPA)
ポートフォリオの期待収益率は、組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値( ① )、ポートフォリオのリスク(標準偏差)は、ポートフォリオに組み入れた…
正解:① となり ② 以下となる
要点:リターンは加重平均、リスクは加重平均以下
ポートフォリオ(複数資産の組み合わせ)の期待収益率は、各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値そのものになります。一方リスク(標準偏差)は、値動きの異なる資産を混ぜると値動きが打ち消し合うため、加重平均した値以下になります。加重平均と等しくなるのは、値動きが完全に同じ方向(相関係数+1)のときだけ。この「リターンは平均どおり、リスクは平均以下」が、分散投資が有利とされる理由です。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。